マンガ家の江口寿史さんがキャラクター原案を担当するテレビアニメ「Sonny Boy(サニーボーイ)」の特別番組「『Sonny Boy』放送記念特番!プレミアムナイト」の完全版が、松竹の公式YouTubeチャンネルで7月17日午後8時に配信されることが分かった。同番組はTOKYO MX、BS朝日ほかで放送され、長良役の市川蒼さん、希役の大西沙織さん、瑞穂役の悠木碧さん、朝風役の小林千晃さん、夏目真悟監督が出演した。完全版では放送されなかったトーク、第1話本編が配信される。出演者のオーディオコメンタリー付きで第2話のAパートも先行配信される。
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夏目監督と主題歌「少年少女」を担当するバンド「銀杏BOYZ」の峯田和伸さんのインタビューが、公式サイトで公開された。夏目監督は峯田さんに主題歌を依頼した経緯を「幸運なことに、今回の『Sonny Boy』では、かなり自分の好きなようにやらせてもらえているんです。企画を進めていく中で、こうなったらとことん、純粋に自分が好きなものを詰め込んでアニメを作ろう、と。であればメインテーマも、自分が好きでずっと聴いてきた銀杏BOYZさんにお願いしたい。そこは自然と決まった感じでしたね」と説明した。
銀杏BOYZがテレビアニメの主題歌を担当するのは初めてで、峯田さんは「生きていてよかった、と思いました(笑い)。自分も40歳を超えて、バンド活動もある程度やってきたわけですけど、まだまだ初めての体験があるっていうのは、うれしいですよね。僕を求めてくれる、新しい世界がまだあるんだなって」と語った。
峯田さんは同作を見た感想を「最初は『なんじゃこりゃ?』と思いました(笑い)。カット割りも速いところは速くて、説明がほとんどない。決して分かりやすい作品じゃないんですよね。でもだからこそ、オンエアを見た若い人たちは、SNSとかで『ここはこうなんじゃないか』とか、考察して楽しんでくれるんじゃないかな、って」とコメント。
夏目監督は「今回、モノローグを使ってないんですよ。内面的な声を一切使わずに、起きた現象だけを描いて、それを見ている人が好きなように捉えてくれればいいかな、と。世界観を含めて、全てを理解してもらう必要は全然なくて、なかなか言葉にできづらいような感情を、一つでも感じてもらえたら成功かな、と思っています」と話した。
「Sonny Boy」は突如、異次元を漂流し始めた学校に取り残され、超能力に目覚めた36人の少年少女たちのサバイバル生活を描く。「ワンパンマン」などの夏目さんが監督、脚本を担当。マッドハウスが制作する。7月15日からTOKYO MX、BS 朝日、KBS 京都、サンテレビ、青森放送、九州朝日放送ほかで放送。
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