青天を衝け:明日第12回 満島真之介“長七郎”最大の見せ場!? 現代日本につながる「命のやり取り」

NHK大河ドラマ「青天を衝け」で尾高長七郎を演じる満島真之介さん (C)NHK
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NHK大河ドラマ「青天を衝け」で尾高長七郎を演じる満島真之介さん (C)NHK

 俳優の吉沢亮さん主演のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」(総合、日曜午後8時ほか)第12回「栄一の旅立ち」が5月2日に放送される。同回では、長七郎(満島真之介さん)が京都から血洗島村に戻り、栄一(吉沢さん)や喜作(高良健吾さん)、惇忠(田辺誠一さん)らによる「横濱焼き討ち」と「高崎城乗っ取り」計画を命懸けで阻止するシーンが描かれる。長七郎役の満島さんが見どころを語った。

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 満島さんは「これは史実として渋沢栄一さんご自身の年表にも必ず入っている、とても重要な出来事であります。栄一と“命のやり取り”をするのはここだ!と撮影に入る前から非常に楽しみにしていました」と振り返る。

 そんな満島さんは「長七郎は結婚もしていなければ写真も残っていなかったりと、歴史上ほぼ知られていないような謎の多い人物ではありますが、この計画実行を彼が止めたからこそ、みなが生き残り、そしてその命が現代の日本につながっているんです」と考えを明かす。

 さらに「役をいただいた当初からこの場面は非常に意識していましたし、そこに至るまでに栄一や喜作、惇忠兄との関係性をどれだけ深めていけるかが大きな課題でした」と話す満島さんは、「命を懸けて仲間と向き合うその姿は、尾高長七郎自身の魂が時を超えて、未来に向かう私たちに向けたメッセージでもあるはずです。この作品は単なる歴史ドラマではなく、今を生きる我々にとって大いなる勇気を与えてくれる貴重な作品だと思います。視聴者の方々に彼らの思いが届くことを切に願っています」と思いを語った。

 「青天を衝け」は、“日本資本主義の父”と称される渋沢栄一が主人公で、連続テレビ小説(朝ドラ)「風のハルカ」(2005年度後期)、「あさが来た」(2015年度後期)などの大森美香さんが脚本を担当。「緻密な計算」と「人への誠意」を武器に、近代日本のあるべき姿を追い続けた渋沢の生きざまを描く。

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