吉岡里帆:明石家さんまプロデュースアニメの声優に マツコ・デラックス、14歳の新人も

劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」に声優として出演する吉岡里帆さん(右)とみうのビジュアル(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会
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劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」に声優として出演する吉岡里帆さん(右)とみうのビジュアル(C)2021「漁港の肉子ちゃん」製作委員会

 お笑いタレントの明石家さんまさんが企画、プロデュースを手がける劇場版アニメ「漁港の肉子ちゃん」(渡辺歩監督、6月11日公開)に、女優の吉岡里帆さんが声優として出演することが4月10日、分かった。タレントのマツコ・デラックスさん、俳優の中村育二さん、山西惇さん、八十田勇一さんの出演も発表された。さらに、主人公・肉子ちゃんの娘、キクコの同級生・マリア役のオーディションで14歳の新人、石井いづみさんが選出された。

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 吉岡さんが演じるのは、主人公・肉子ちゃんの若かりし頃の親友で、肉子ちゃんとキクコの親子関係の秘密を握るみう。マツコさんは、肉子ちゃんが働く漁港にある焼肉屋の店内のテレビで流れる「驚異の霊媒師ダリシア、霊視スペシャル!」の霊媒師ダリシア、中村さんは肉子ちゃんが働く焼き肉屋の大将のサッサンを演じる。

 マリア役のオーディションには、7~63歳のプロ・アマ1673人の応募があったといい、最終オーディションには14~27歳の10人が残った。最終審査にはさんまさんと渡辺監督が参加し、最年少の石井さんを選出。声優になりたいという夢を抱いて本オーディションに参加した石井さんが念願の声優デビューを果たす。なお、オーディションで選ばれた本村玲奈さん、植野瑚子さん、原口紗綾さんがマリア以外の役で出演する。

 「漁港の肉子ちゃん」は、直木賞作家の西加奈子さんの小説が原作。漁港の船に住む母娘、肉子ちゃんとキクコの軌跡と成長を描く。アニメは「海獣の子供」などの渡辺さんが監督を務め、「鉄コン筋クリート」「海獣の子供」などのSTUDIO4℃が製作する。女優の大竹しのぶさんが肉子ちゃん、木村拓哉さんと工藤静香さんの長女で、モデル、フルート奏者のCocomiさんがキクコを演じる。声優の下野紘さん、花江夏樹さんも出演する。

 ◇吉岡里帆さんのコメント

 肉子ちゃんが大きな声で笑うだけでそこは温かな空間になり、まっすぐな言葉にふと人生を思う。愛情たっぷりの肝っ玉母ちゃんと成長期まっただ中の繊細な娘とのやり取りに、台本を読みながら思わず笑みがあふれました。さんまさんプロデュースにより、西加奈子さんの名作がアニメーション作品としてみずみずしく劇場で公開されること、そしてそんなすてきな作品に一演者として参加できること、大変うれしく思っています。

 ◇マツコ・デラックスさんのコメント

 オファーをいただいた時に、そんなにすごい役じゃないだろうとは思ってたけど、想像の5分の1くらいだったわね、せりふ(笑い)。冗談だって! ありがたい話よ。久しぶりにアフレコをやらせていただいたので、珍しくすごく緊張しました。さんまさんが見てるし(笑い)。さんまさんと一緒の時は、いかにボケるか? いかに面白いことを言うか? をずっと考えながらやってるじゃない? だからアフレコの現場でもずっと監督をイジったりとか、クセでやっちゃうのよ。で、怒られた、さんまさんに。「今日は真面目にやれ」って(笑い)。だから、真面目に頑張りました。

 ◇石井いづみさんのコメント

 オーディションに受かったという電話をもらった時、全く実感が湧きませんでした。お父さんやおばあちゃんに受かったことを報告したらすごく喜んでくれて、それを見てずっと憧れていた声優さんになれるんだって実感が湧いてきました。とってもうれしいし、選んでもらえたからには頑張ろうって気持ちになりました。そして、また憧れのアフレコスタジオに行けるんだと思うと感激しました。アフレコ中は、明石家さんまさんも監督さんも初心者の私に優しく分かりやすい言葉で指導してくださいました。アフレコを終えて、以前より声優さんのお仕事に尊敬を持つようになりました。皆さんが指導してくださったことを忘れずに次に生かしたいと思いました。

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