坂口健太郎:青木崇高の胸ぐらつかむシーンは「芝居で生まれた」 主演SPドラマ「シグナル」の見どころ語る

3月30日放送のドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」に主演する坂口健太郎さん=カンテレ提供
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3月30日放送のドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」に主演する坂口健太郎さん=カンテレ提供

 俳優の坂口健太郎さん主演で、2018年4月期に放送された連続ドラマシグナル 長期未解決事件捜査班」(カンテレ・フジテレビ系)の続編を描くスペシャルドラマ「シグナル 長期未解決事件捜査班 スペシャル」が、3月30日午後9時半に放送される。放送を前に、坂口さんが前作から約3年ぶりとなる今作への思いや意気込みを語った。

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 ドラマは、韓国で数々の賞を受賞したヒューマンサスペンスの傑作「シグナル」が原作。坂口さん演じる“現在”を生きる刑事・三枝健人と、北村一輝さん演じる“過去”を生きる刑事・大山剛志の2人が、謎の無線機を通じて未解決事件を解き明かそうとするサスペンス。4月2日にはオリジナルストーリーで描く劇場版も公開される。

 坂口さんは「これだけ一つの役を長くやることが今までなかった」と連ドラ初主演となった前作からの流れを振り返り、「連ドラのときは、前半であえて青っぽさを出したり、徐々に健人をアップデートしている感覚があった」と演じる上での変化を明かした。

 スペシャルドラマのストーリーは、原作の中でも特に好きなエピソードだといい、「“これをやれるんだ”っていう期待感もあった」「今回の事件はこれまで以上に無線機の力がないと解決できないと思っていて、サスペンスとしての仕掛けのクオリティーが良い」と話した。

 今作には新たなキャストとして青木崇高さん、桜井ユキさん、古川雄輝さんらも出演する。中でも、青木さん演じる元警察官で建設会社社長の石川匠は、健人と対峙(たいじ)する役どころで、坂口さんは「青木さんが悪役を振り切ってやってくださったので、お芝居をしていてすごく楽しかった」と感想を語った。

 また、劇中には坂口さんが青木さんの胸ぐらをつかむシーンも登場し、坂口さんは「実は台本には書かれていなくて、芝居をしながら生まれたもの。青木さんと一緒になってシーンを作った感覚があった」と手応えを感じた様子。青木さんとの芝居が映画にも影響を与え、「映画では健人がアクションという肉体的なアプローチをしていく中で、連ドラの健人ではやらなかったような、力が入るシーンをやりたいと思い、提案させていただいた」と裏話を明かした。

 最後に、坂口さんは「初めて『シグナル』を見る方にも分かる内容になっていますし、原作ファンが見てくださった時も、“ここの部分をやってるんだ”とすんなり入っていただけると思う。スペシャルドラマを見ていただいたら、映画ももっと楽しく見ていただけると思う」とアピールしつつ、「撮影が今から1年半ぐらい前だったので、ちょっと僕の顔が若かった(笑い)」とちゃめっ気たっぷりに語っている。

 スペシャルドラマでは、健人らが所属する未解決捜査班にカメラマンの武田寿士(古川さん)が現れる。「20年前に自殺した婚約者・上杉胡桃(桜井さん)が生きている」と話す武田が撮影した写真には、胡桃と似た女性が写っていた。胡桃が生きていたとしたら、20年前に貯水湖で発見された遺体は別の人間になる……と健人らは捜査を開始。そしてある晩、健人の無線機が動き出し、大山とつながる……というストーリー。3月30日午後9時半~同11時18分に放送。

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