ドラゴン桜:“東大クラス”生徒役の全貌が明らかに! 歌手、モデル、子役出身も 個性派メンバーに「有望株」の声

連続ドラマ「ドラゴン桜」のポスタービジュアル(C)TBS
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連続ドラマ「ドラゴン桜」のポスタービジュアル(C)TBS

 俳優の阿部寛さん主演で、4月にスタートする連続ドラマ「ドラゴン桜」(TBS系、日曜午後9時)の続編から、阿部さん演じる主人公・桜木建二が教える東大専科クラスの生徒役キャストが発表された。生徒役キャストは発表に先んじてシルエットが公開され、SNSでは出演者の予想が盛り上がりを見せていた。ついに全貌が明らかになり、「注目の若手ぞろい」「有望株」「期待しかない」と早くも話題の生徒役キャストと、彼らが演じる役柄について改めて紹介したい。

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 ◇音楽面でも活躍 King & Prince高橋海人平手友梨奈

 「ドラゴン桜」は、三田紀房さんの同名マンガが原作。2005年に放送された前作では、元暴走族で弁護士の桜木建二が「倒産寸前、低偏差値」の私立龍山高校に赴任し、超進学校に再生させるため生徒と奮闘する姿を描いた。今回の続編は、マンガ誌「モーニング」(講談社)で連載中の「ドラゴン桜2」を原作に、ドラマオリジナルストーリーも展開される。

 SNSで飛び交ったキャスト予想では、前作生徒役の山下智久さんのように音楽面でも活躍する人や、長澤まさみさんのような“正統派女優”、ローティーン向けファッション誌「nicola(ニコラ)」(新潮社)の専属モデルで、ドラマ出演2作目だった新垣結衣さんのようなモデル経験者など、幅広い“属性”の候補者の名前が挙がっていた。

 そんな中、今回約1000人が参加したオーディションで抜てきされたのが人気グループ「King & Prince」の高橋海人さん、平手友梨奈さん、南沙良さん、志田彩良さん、細田佳央太さん、鈴鹿央士さん、加藤清史郎さんの6人だ。

 高橋さんが演じるのは、学園近くのラーメン瀬戸屋の息子で、両親を亡くし姉と2人で暮らす瀬戸輝(あきら)。放課後に店の手伝いをするなど姉思いな高校生だが、将来への夢や希望はなく、何となく店を継ぐと思っているというキャラクター。

 「King & Prince」の最年少メンバーで、ファンの間では「国民的弟」として親しまれている高橋さん。昨年10~12月に放送されたドラマ「姉ちゃんの恋人」(カンテレ・フジテレビ系)では、姉思いな弟役を好演し話題を呼んだ。今回、“国民的弟”が再び演じる“姉思いな弟”役に期待が高まる。

 平手さんが演じるのは、全国トップレベルのバドミントン選手・岩崎楓。何事にも全身全霊だが、期待に応えようとするが故に、大きな壁にぶち当たってしまうという役柄だ。岩崎は前作にはいなかった、部活動を第一に考え打ち込んでいる生徒。彼女を通してスポーツと勉強の相互関係や、部活を頑張ったからこそ得られる受験へのメリットなども描かれるといい、「ドラゴン桜」の新たなスパイスとなりそうだ。

 「欅坂46」脱退後も、配信限定シングル「ダンスの理由」をリリースし、音楽面でも活躍している平手さん。女優としても、2018年の初主演映画「響-HIBIKI-」(月川翔監督)で「第28回日本映画批評家大賞」の新人女優賞を受賞。今回ゴールデン帯の連ドラに初出演を果たすことになる。

 ◇ティーン誌モデル出身 南沙良、志田彩良

 民放連ドラ初出演の南さんが演じるのは、何不自由なく愛情いっぱいに育ってきたが、今まで何かを頑張った経験がない“イマドキ女子”の早瀬菜緒。

 南さんは2018年公開の主演映画「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」(湯浅弘章監督)で高い演技力を評価され、報知映画賞新人賞やブルーリボン賞新人賞などを受賞。2022年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」への出演も決定しているなど、期待の若手女優だ。南さんは新垣さんと同じ事務所で、なおかつ同じ「nicola」の専属モデル出身でもある。今回の「ドラゴン桜」への出演で、新垣さん同様さらなる飛躍が期待される。

 志田さんが演じるのは、偏差値70の頭脳を持つ小杉麻里。学園文系トップの成績を誇るが受験に興味がなく、卒業後は就職を考えており、進路についてはある理由を抱えている、というキャラクター。

 志田さんはかつて、女子中学生向けファッション誌「ピチレモン」(学研パブリッシング、現在は休刊)の専属モデルとしても活躍していた。近年ではドラマ「チア☆ダン」(TBS系)、「ゆるキャン△」(テレビ東京ほか)などに出演しており、「ドラゴン桜」でさらに女優としてのキャリアを積み上げる。

 ◇新鋭の細田佳央太、鈴鹿央士 子役出身の“ベテラン”加藤清史郎

 細田さんが演じるのは、昆虫が大好きな心優しい少年・原健太。ある問題を抱えており、周囲からは孤立しているという役柄だ。細田さんは2019年公開の映画「町田くんの世界」(石井裕也監督)で、1000人以上が参加するオーディションを勝ち抜き、初主演の座を射止めた。俳優として「日曜劇場」への出演が目標の一つだったといい、今回、見事に実現させることとなった。

 鈴鹿さんが演じるのは、優秀であるが故に他人を見下す癖がある学年トップの藤井遼。実は内に焦りや臆病な部分も秘めている、というキャラクター。鈴鹿さんは広瀬すずさんにスカウトされ芸能界入りしたという強烈なエピソードで知られるが、映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)では「第43回日本アカデミー賞」など、映画関連の新人賞を五つ受賞して話題となった。注目の新鋭として細田さん、鈴鹿さんが「ドラゴン桜」でどのような姿を披露するのか楽しみだ。

 そして、子役として幼少期から活動し、トヨタ自動車のCMで演じた“子ども店長”として名を知らしめた加藤清史郎さんも出演。優秀な弟と常に比較され、劣等感がしみついている男子生徒・天野晃一郎役を演じる。家族を見返したい気持ちはあるが勇気が出せずにいる、という繊細な役どころで、「桜木先生と必死に対峙(たいじ)していく姿」も表現するという。19歳になった加藤さんが見せる“成長した姿”と、その実力を目の当たりにする日が待ち遠しい。

 今回抜てきされた“東大クラス”の生徒役キャストには、「次世代のトップランナー候補たち」として個性豊かなメンバーがそろった。山下さん、長澤さん、新垣さんをはじめ、小池徹平さん、中尾明慶さん、紗栄子さんと、前作の生徒キャストも当時は若手で、現在の活躍ぶりを予想していた人は少なかったはず。今回選ばれた面々についても、ドラマでの活躍と共にその後のさらなる飛躍にも期待したい。

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