女優の上白石萌音さん、深津絵里さん、川栄李奈さん主演で、2021年度後期に放送されるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「カムカムエヴリバディ」の新キャストが発表され、女優の小野花梨さんが出演することが分かった。連続ドラマ「親バカ青春白書」(2020年、日本テレビ系)、「共演NG」(同、テレビ東京系)などの話題作への出演で知られる小野さんは、ヒロイン安子(上白石さん)の幼なじみ・水田きぬを演じる。小野さんが朝ドラに出演するのは初めて。
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きぬはちょっとクールでしっかり者で、いつも安子を応援してくれる。安子の実家の御菓子司「たちばな」と同じ商店街にある豆腐屋「水田屋とうふ」の娘。
小野さんは「パワフルなキャストの皆様と共に、賢く優しいきぬちゃんとしてこの作品に参加できることがとてもうれしいです。戦前、戦時中の状況を知らない私ですが作品を通して当時のことを経験できることも大きな財産になると思いました。歴史ある朝ドラに出演できる喜びを噛(か)みしめながら、きぬちゃんというすてきな女性を愛し演じていきたいです。よろしくお願いいたします」とコメントした。
「カムカムエヴリバディ」は、「ちりとてちん」を手がけた藤本有紀さんが、ラジオ英語講座と、あんこと野球とジャズと時代劇を題材に書き下ろすオリジナル。朝ドラ史上初の3人のヒロインが織りなす100年のファミリーストーリーで、昭和、平成、令和の時代に、ラジオ英語講座と共に歩んだ祖母、母、娘の3世代親子を描く。上白石さんは安子役、深津さんはるい役、川栄さんはひなた役として、母から娘へとバトンをつなぐ。
物語の舞台は京都、岡山、大阪。戦争で夫と死に別れ、娘を置いてアメリカに渡るしかなかった祖母・安子。親と英語を憎みつつも、ジャズソングに救われて自分の人生を切り開いた母・るい。時代劇の世界に憧れながら、回り道を経てラジオ英語講座に自分の居場所をみつけていった娘・ひなた。3人はラジオで英語を聴き続けることで、それぞれの夢への扉を開いていく……という内容で、「小さな一歩一歩を積み重ねることが、思ってもいない人生を切り開き、明るく照らしていく」というメッセージが込められた、波瀾(はらん)万丈なハートフルコメディーとなる。
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