東映:劇場版「鬼滅の刃」の大ヒット「大変喜ばしい」 社長が他社配給作品に言及

吾峠呼世晴さんの「鬼滅の刃」(画像はコミックス1巻)
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吾峠呼世晴さんの「鬼滅の刃」(画像はコミックス1巻)

 東映は12月22日、東京都内で2021年のラインナップ発表会を開催。あいさつ冒頭、同社の手塚治社長は、東宝が配給する「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(外崎春雄監督)の興行収入が311億円を突破し、歴代興行収入ランキング第1位の「千と千尋の神隠し」(2001年)の約316億8000万円に迫っていることについて触れ、「お客様が映画を映画館で見るという喜びを再発見した。若い方にとっては、映画館で見るという楽しみを発見していただいた。我々も大変喜ばしい。映画業界にとって、最高の場所は映画館だと思う」と語った。

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 「鬼滅の刃」は、家族を鬼に殺された竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が、鬼に変異した妹・禰豆子(ねずこ)を元に戻すために旅立つ……というストーリー。原作は、2016~20年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載され、テレビアニメが2019年4~9月に放送された。テレビアニメの放送と共に原作の人気も加速し、コミックスのシリーズ累計発行部数は1億2000万部を突破するなど社会現象となった。

 劇場版は、テレビアニメ最終話からつながる物語。炭治郎、炎柱の煉獄杏寿郎(れんごく・きょうじゅろう)ら鬼殺隊が短期間で40人以上の行方不明者を出しているという無限列車の調査に向かう。10月16日の公開から10日間で興行収入が107億円を突破、24日間で204億円、66日間で興行収入が311億円を突破。観客動員数は2317万人を突破した。12月26日からは、全国82館の劇場でMX4D、4DX上映を実施する。 

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