七人の秘書:“風間三和”大島優子が抱える深い闇 過去が明らかに 「憎しみ感じながら演じた」

大島優子さんが出演する連続ドラマ「七人の秘書」第5話の一場面=テレビ朝日提供
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大島優子さんが出演する連続ドラマ「七人の秘書」第5話の一場面=テレビ朝日提供

 女優の大島優子さんらが出演する、木村文乃さん主演の連続ドラマ「七人の秘書」(テレビ朝日系、木曜午後9時)第5話が11月19日に放送される。第5話では、大島さん演じる東京都知事秘書・風間三和の過去が明らかとなり、ホテルオーナーの令嬢として何不自由なく育ったはずの三和が抱える家族との確執など“深い闇”が描かれる。

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 第5話には、三和の発言に怒りを覚えた望月千代(木村さん)が腕をつかんで文句を言い、それに対し三和も強く言い返すというケンカのシーンがある。大島さんは「三和の自分自身を誤魔化しながら本音を隠し、つい失言をしてしまう性格が出てしまい、皆から冷ややかな視線を浴びるのですが、千代はしっかり向き合おうとしてくれるんです。『本当はそうじゃないでしょ』と言わんばかりに握られた手はとても温かかったです」とコメント。

 家族との確執が描かれる場面については「家族のシーンでは、期待や落胆を背負ったことで生じてしまった確執を、憎しみを感じながら演じました。三和が皮肉に笑う癖はここから始まったものだと思います」と話した。

 手話通訳を披露する場面もあるが「手話は難しかったですが、振り付けを覚えることにはなじみがありましたので、楽しく練習できました。それと、小学生の時に手話クラブに入っていて、将来の夢の一つとして手話通訳士に憧れていたこともあったので、演じることができて夢がかなったような気持ちになりました」としみじみ。

 最後に「第5話はとても盛りだくさんな内容になっています! 粟田口大臣と秘書の距離感、南都知事の本性!? そして私が演じる風間三和の過去……などなど、最終章に向けて加速していく展開になっていますので、ぜひご覧ください!」とアピールした。

 ドラマは、三和や千代ら“影の軍団”が、金や権力にまみれた非情な支配者たちを一掃し、理不尽だらけの日本社会を裏で変えていく姿を描く。「ドクターX~外科医・大門未知子~」(同局系)、「ハケンの品格」(日本テレビ系)、NHK連続テレビ小説「花子とアン」など、数々のヒットドラマを生み出してきた中園ミホさんが脚本を担当している。

 第5話では、権力にものを言わせて人を利用し切り捨てる“黒幕”財務大臣の粟田口十三(岸部一徳さん)が、突然「ラーメン萬」に現れる。自分が目をかけてきた人物がことごとく失脚する裏で萬敬太郎(江口洋介さん)が暗躍していることに気づいた粟田口は、萬、“影の軍団”と対峙(たいじ)する。

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