東山紀之:「刑事7人」クランクアップ 「撮影ができるのは特別なこと」

連続ドラマ「刑事7人」のクランクアップを迎えた東山紀之さん=テレビ朝日提供
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連続ドラマ「刑事7人」のクランクアップを迎えた東山紀之さん=テレビ朝日提供

 俳優の東山紀之さんがこのほど、主演の連続ドラマ「刑事7人」(テレビ朝日系、水曜午後9時)第6シリーズのクランクアップを迎えた。ドラマは新型コロナウイルスの影響で、撮影が延期するなど厳しい状況だったというが、無事完走した東山さんは、「『撮影ができる』のは当たり前のことではなく、特別なことなんだ、と出演者、スタッフみんなが実感しました。そういう意味でも、今年は一番記憶に残るシーズンになると思います。今年も皆さんに見てもらうことができてよかったです」と語っていた。

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 また、9月30日に54歳の誕生日を迎えた東山さんは、「僕、『サザエさん』の磯野波平さんと同じ年になるんですよ。こういうと分かりやすいでしょ?(笑い)」とにっこり。「当日は間違いなく仕事をしていますが、改めて“普通”ってすごく幸せなんだなあと実感した年でもあるので、それが僕にとっては一番幸せ!」と話していた。

 「刑事7人」は2015~19年の7月期にそれぞれ第1~5シリーズを放送。捜査資料を保管・維持・管理する「刑事資料係」に所属する刑事・天樹(東山さん)を中心とした「専従捜査班」が難事件に挑む姿を描く人気作。今作では、「0(ゼロ)A」と呼ばれる解決済みの事件や事件性のない捜査資料が盗まれるという事件が発生。盗まれた資料の謎を縦軸に、さまざまなストーリーを1話完結で描く。

 ◇東山紀之さんのコメント

 ――無事クランクアップを迎えましたが、今シーズンを振り返っていかがでしたか?

 新型コロナウイルスの影響で、今も世界中で大変な状況が続いていますよね……。オリンピックの延期が決まり、「刑事7人」の撮影も延期になりました。その中で「撮影ができる」のは当たり前のことではなく、特別なことなんだ、と出演者、スタッフみんなが実感しました。そういう意味でも、今年は一番記憶に残るシーズンになると思います。

 ――印象に残っているエピソードはありますか? また、メンバーの中で今シーズンのMVPは?

 一番印象に残っているのは第8話の法廷のシーンです。「刑事が法廷に立つことだってあり得るんだ」ということも含めて、捜査のシーンとはやっぱりちょっと違う、印象的なものになりました。「セリフを覚えるのに1週間ほしい」とお願いしたら本当に1週間もらえたので(笑い)、じっくり取り組むことができました。

 MVPは……バッサリ髪の毛を切った倉科カナさんですね! すごく似合っているし、より刑事としての“動き”を見せられるようになったような気がします。

 ――最終回の放送日でもある9月30日に54歳の誕生日を迎えられますが、今後新たに挑戦してみたいことや夢などはありますか?

 僕、「サザエさん」の磯野波平さんと同じ年になるんですよ。こう言うとわかりやすいでしょ?(笑い)

 誕生日当日は、間違いなく仕事をしています(笑い)。でも、それが僕にとっては一番幸せなこと。ずっと続けていられるのは、いろいろな方の頑張りのおかげだし……普通だと思っていたことが特別なことだと気づかされた年でもあるので、改めて「普通」ってすごく幸せなんだなぁ、と感じています。

 「刑事7人」もシーズン6まできて、夏になれば放送されるというのが普通だと思っていたけど、実は特別なことだった……。今年も皆さんに見てもらうことができてよかったな、と実感しています。

 ――最後に、視聴者の皆さんへメッセージをお願いします。

 この前、水谷豊さんとお話しさせていただく機会があったんですが、「相棒」はもう20周年なんですよね。改めて「継続させる」のは、とても大変なことなんだなと感じました。また、「科捜研の女」も21年目と聞きました。「刑事7人」も6年、これもかなりすごいことだと思うんですが、継続していくことが見てくださる方の信頼につながっている気がするので、僕も正しく生きて長く続けられるよう、これからも頑張っていこうと思います。

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