窪田正孝さんが主演を務めるNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「エール」(総合、月~土曜午前8時ほか)に、お笑いトリオ「ハナコ」の岡部大さんが出演することが6月25日、明らかになった。岡部さんは初の朝ドラで、古山裕一(窪田さん)の曲が大好きで、裕一に弟子入りしたいと願い出る茨城出身の青年・田ノ上五郎を演じる。岡部さんは「出演の話を聞いたときは、まさか自分が朝ドラに出られるなんて、びっくり以外のなにものでもないというか、ドッキリかと思いました。秋田の家族みんな“朝ドラ”が大好きで、今回の出演は人生でいちばんうれしい出来事です! もしかしたらキングオブコント優勝よりもうれしかったかもしれません」と笑顔で心境を語った。
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また、岡部さんは「ハナコのメンバーにも報告すると、2人とも大興奮してくれました」と明かし、「『エール』がドラマ初演技になるのですが、事務所の先輩で、トリオとしても憧れているネプチューンの(原田)泰造さんみたいにお芝居もできる芸人を目指していきたいなと思っています」と意気込んでいる。
さらに「僕が演じる田ノ上五郎は、真面目で真っすぐ過ぎるところもあるけど、思いやりがあって、周りからも愛される人物です。すてきな役をいただいたので、全身全霊で挑んでいます。不器用な五郎ですが、見守っていただけるとうれしいです」とアピールしていた。
制作統括の土屋勝裕チーフプロデューサーは、「純朴な地方の青年という五郎役にふさわしいキャストを探していた時に、岡部大さんにお会いして、弟子入りしたいと願う場面を試しに演じていただいたのですが、顔を真っ赤にしながら涙を浮かべての迫真の演技に演出陣も納得、その場で出演をオファーしました」と岡部さんの起用理由を語る。
「不器用でも真っすぐに生きる男として、『エール』に新たな風を吹き込んでいただけると思います」と期待を寄せ、「五郎には思わぬ展開が待ち受けていますので、ぜひお楽しみに!」と視聴者に呼びかけていた。
「エール」は、昭和という激動の時代に、人々の心に寄り添う曲を数々生み出した作曲家・古山裕一と、裕一の妻で自らも歌手になる夢を追い続ける音(二階堂ふみさん)の、音楽と共に生きる夫婦の物語。
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