クレヨンしんちゃん:5年間の野原家、父ひろしの心情 “とーちゃん”にささぐアニメ 「ロボとーちゃん」の高橋渉監督描く

「クレヨンしんちゃん」とクラフトボスがコラボした動画「すべての父ちゃんたちへ」の一場面
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「クレヨンしんちゃん」とクラフトボスがコラボした動画「すべての父ちゃんたちへ」の一場面

 人気アニメ「クレヨンしんちゃん」とサントリーのコーヒー飲料「クラフトボス」がコラボしたアニメーション「すべての父ちゃんたちへ」が6月18日、公開された。劇場版アニメ「映画クレヨンしんちゃん ガチンコ!逆襲のロボとーちゃん」で知られる高橋渉さんが監督を務め、主人公の野原しんのすけの父・ひろしの心情、野原家の5年間を描く。

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 アニメーションは、「日々頑張って働く全国の父親(とーちゃん)を応援する」がテーマ。ひろしが幼い頃のしんのすけの写真を見つけ、当時を振り返りながら「俺もちょっとは成長できるのかな」と思いをはせる様子や、家族団らんが描かれる。

 高橋監督は「ひろしの内面という題材だけで一本の作品を作れることになるとは思わなかったので、新鮮な気持ちで取り組めました。改めて野原ひろしについて考えることになったのですが、やっぱりひろしはスゴイようでスゴクない、親しみやすいとーちゃんだなと思いました」とコメント。

 「(ひろしは)仕事も忙しい、初めての子育てにも奮闘、と本当に大変な時期を過ごしていると思うんですけど、グチるしボヤくし足も臭いしとカッコよくないところを隠さないところが魅力的、というか、自分自身ほっとさせられます。そんなカッコ悪い本音を出せるのも、妻のみさえやしんのすけ・ひまわり、家族みんなが受け入れてくれるからでしょうね。ステキな家族ですよね」と野原家への思いを語り、「ひろしの生き方を通して、頑張る力や勇気や温かい気持ちを届けられたらなという思いを込めました」とメッセージを寄せた。

 「クレヨンしんちゃん」の舞台である春日部駅では、今回のアニメーションのカットを使用した屋外広告も展開している。

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