米DCコミックスの人気キャラクター、ハーレイ・クインが主人公の映画「ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY」(キャシー・ヤン監督)が3月20日からTOHOシネマズ日本橋(東京都中央区)ほかで公開される。悪のカリスマ、ジョーカーと破局した後のハーレイが、少女を守るため残忍な敵と戦う姿を描く。マーゴット・ロビーさん演じる“悪”だがチャーミングなハーレイの魅力が全開。ド派手でトリッキーなアクションも見どころだ。
ウナギノボリ
「光る君へ」より昔! 最も古い時代の大河ドラマは? 1976年「風と雲と虹と」のあらすじ
ジョーカーと別れ、全ての束縛から解き放たれたハーレイ・クイン。モラルのない天真らんまんな暴れぶりが街中の悪党たちの恨みを買う。
謎のダイヤを盗んだ少女カサンドラ・ケイン(エラ・ジェイ・バスコさん)を守るため、ハーレイは悪を牛耳る残忍な敵ブラックマスク(ユアン・マクレガーさん)と全面対決することになる。悪対悪のカオスな戦いを前に、ハーレイは秘密の過去を持った殺し屋ハントレス(メアリー・エリザベス・ウィンステッドさん)、マフィアにとらわれた歌姫ブラック・キャナリー(ジャーニー・スモレット・ベルさん)、はぐれ刑事レニー・モントーヤ(ロージー・ペレスさん)らクセ者だらけの“最凶”チームを結成する。
日本語吹き替え版ではハーレイの声を東條加那子さん、ブラックマスクを森川智之さん、カサンドラを花澤香菜さんが担当する。
注目は、何と言ってもカッコ良く、それでいてキュートなハーレイだ。冒頭からいきなりド派手な爆発事件を起こすなど、天真らんまん、モラルゼロで暴れまくる姿は“悪”には違いないが、どこか憎めないところもあり、気付けばその行動に爽快さすら覚えてしまう。悪党たちに追われ、逃げ回りながらも、ブレずに能天気を貫く姿に大笑いし、信頼する周囲の人間とのコミュニケーションを取る姿に親しみを感じ……と、いつしかそのキャラクターにすっかり魅了されてしまった。
クセ者同士が手を組んで巨悪に立ち向かうという、少年マンガ的展開も胸アツだ。派手なアクションも見どころで、並外れた身体能力と頭脳を持つハーレイがローラースケートで走り回り、トレードマークのハンマーを手に大暴れするバトルシーンはスリルとスピード感が抜群。仲間たちもそれぞれ個性豊かで、個人的には殺し屋ハントレスがクールでカッコ良く、魅力的だった。(河鰭悠太郎/フリーライター)
舘ひろしさんと柴田恭兵さんが演じる破天荒な刑事コンビの活躍を描いて人気を博した「あぶない刑事(デカ)」。新作映画「帰ってきた あぶない刑事」(原廣利監督)の5月24日公開に先駆け…
北条司さんの人気マンガを俳優の鈴木亮平さん主演で実写化したNetflix映画「シティーハンター」が4月25日にNetflixで配信されたことを受けて、冴羽リョウの寝室、新宿の事務…
BS12 トゥエルビでは、人気サメ映画「シャークネード」シリーズ6作品を、「衝撃!サメ劇場!帰ってきたシャークネード2024」と題して、4月27日から3夜連続で放送する。
2021年公開の映画「ゴジラ vs コング」の続編となる「ゴジラ x コング 新たなる帝国」(アダム・ウィンガード監督)が4月26日に公開されたことを記念して、怪獣たちによる“無…