シシド・カフカ:不運キャラに「新鮮な気持ち」 「平々凡々と生きている」と自虐も

NHKの連続ドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~ 」の試写会に登場したシシド・カフカさん
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NHKの連続ドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~ 」の試写会に登場したシシド・カフカさん

 ミュージシャンでモデル、女優のシシド・カフカさんが1月17日、東京・渋谷のNHK放送センターで行われた連続ドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~ 」(NHK総合)の試写会に出席。何かと災難に巻き込まれ、「世界で最も不運な探偵」と呼ばれる主人公を演じるシシド・カフカさんは、役との共通点を聞かれると「こういう場に立たせていただいたり、テレビに出演させていただいたときにエピソードトークが一つもないというくらい、平々凡々と生きている」と自虐しつつ、「今回、初めて転んで殴られて、転げ回って、って、こんな人生は絶対に嫌ですけど、いろいろな経験をさせてもらって新鮮な気持ちになれて、面白いものなんだなって思っています」と語った。

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 「ハムラアキラ」は、ミステリー作家の若竹七海さんの20年以上にわたる「葉村晶シリーズ」初のテレビドラマ化。シシド・カフカさん演じるハードボイルドな女探偵・葉村晶は、34歳独身で、ミステリー好き。生活は質素で、ワケありの転職、転居を十数回繰り返してきた。今はミステリー専門書店のバイト兼書店のオーナーが冗談で始めた「白熊探偵社」の調査員として働いている……という設定だ。

 シシド・カフカさんは「本を読ませていただいたとき、葉村晶に一番最初に感じたイメージは足癖の悪さ。足癖の悪い女なんだろうなってイメージがあったので、きれいに足をそろえて座らない、わざわざ男の人のように座ってみせるというのは一番簡単にできて、自分を強く見せるやり方だと思った。自分自身もずっと音楽をやっていて、男の人が多い中で自分をどれだけ大きく強く見せるか、躍起になっていた時期もあったので、そういうところはつながるところもあるのかな」と役どころに共感を寄せていた。

 この日は、ドラマのオリジナルキャラクターで、葉村が唯一その知性に一目置く警視・岡田正太郎役の間宮祥太朗さん、葉村を面白がり探偵社を立ち上げる、MURDER BEAR BOOKSHOP店長・富山泰之役の中村梅雀さんも出席。「ドラマ10」枠(NHK総合、金曜午後10時)で2020年1月24日から放送される。

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