俳優の草刈正雄さんが、2020年3月からWOWOWで放送される連続ドラマ「連続ドラマW オペレーションZ ~日本破滅、待ったなし~」で、自身初の総理大臣役に挑戦することが12月26日、分かった。財政赤字1000兆円の危機を救うため、大胆な提案で改革を進める総理大臣、江島隆盛を演じる。
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ドラマは、経済小説「ハゲタカ」シリーズで知られる真山仁さんによる国家財政の危機を描いた作品「オペレーション Z」(新潮社)が原作。連続ドラマ「相棒」「科捜研の女」などの櫻井武晴さんが脚本。「連続ドラマW 真犯人」「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ犯罪症候群」シリーズの村上正典さんと、「WOWOW×東海テレビ共同製作連続ドラマ犯罪症候群」シリーズの都築淳一さんが監督を務める。
草刈さんは、今回の役について「官房長官(映画『記憶にございません!』)から次は総理大臣か!と思いました。今回、初めての総理大臣役です。演じさせていただく江島隆盛のように猪突(ちょとつ)猛進じゃないし、自分と似ているところはないですが、自分と真逆だからこそ面白そうです。派手な動きはないけれど、ドラマ全体に緊張感が伝わってきて面白いのでぜひ見てください!」と語っている。
真山さんは、「税収が増えないのに、歳出ばかりが増えるという日本の財政の問題について、一人でも多くの人に関心を持ってもらいたい! 小説『オペレーション Z』を刊行したとき、そう強く願いました。そんな願いが届いたのか、「きっと映像化は無理!」と諦めていた私に、朗報が届きました。日本人全員の問題であり、未来の世代に少しでも希望を与えるための葛藤が、ドラマになる! それは、今までのどんなドラマよりも、視聴者に衝撃を与えるに違いありません。日本人の責任として、すべての大人に見てほしいと切に願っています」とコメントしてる。
1000兆円を超える借金を抱え、今もなお積み上げている日本。時の総理大臣・江島隆盛が、周防篤志ら精鋭の財務官僚4人を集め「日本の未来のために一般会計の歳出を半分にする」と宣言し、「オペレーションZ」と名付けられた特命プロジェクトが結成された。歳出で最も多い社会保障関係費、次いで地方交付金。この二つを「ゼロ」に近づけないと「歳出半減」は実現不可能だった。「オペレーションZ」のメンバーたちの思いは、国民に届くのか……というストーリー。
WOWOWプライムで2020年3月から放送予定(全6話) 。
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