さだまさし:WOWOWで全国ツアー千秋楽を放送 「“通”以上、“フェチ”以前」のマニアックさ

「さだまさしコンサートツアー2019 新自分風土記」の様子 写真:田中聖太郎
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「さだまさしコンサートツアー2019 新自分風土記」の様子 写真:田中聖太郎

 歌手のさだまさしさんが、12月5日に東京国際フォーラム(東京都千代田区)ホールAで開催した全国ツアー「さだまさしコンサートツアー2019 新自分風土記」の千秋楽の模様が、12月28日午後9時からWOWOWプライムで放送される。ツアーは、2枚組のセルフカバーアルバム「新自分風土記I~望郷篇~」「新自分風土記II~まほろば篇~」を携えて全国46公演を行った。

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 1972年にフォーク・デュオ「グレープ」を結成し、1976年にソロのシンガー・ソングライターとして活動を始めたさださんにとって、今回の千秋楽公演は通算4416回目のコンサート。オープニングは「雨やどり」でスタート。そして、「長崎小夜曲(ナガサキシティセレナーデ)」「神の恵み~A Day of Providence~」など、長崎県に生まれ育った、さださんの原点を表現。また、昭和40年ごろ、中学生のときに下宿していた東京から長崎まで夜行列車で帰ったときの実話「23時間57分のひとり旅」も披露。落語のように起承転結のある見事なトークで、観客の笑いを誘った。

 コンサート後半では、さださんが「心のふるさと」という奈良にささげた「まほろば篇」から「生生流転」「まほろば」などを披露。コンサート終盤のトークでは「今日のコンサートはちょっとマニアックで、さだまさしの“通”以上、“フェチ”以前というライン。マニアのためのコンサートをやりました。WOWOWで放送されるので、『雨やどり』で間違えたところも、放送されてしまうな」と語り、苦笑い。「元気に歌わせていただけることに感謝しています」と観客に頭を下げた。アンコールは奈良県・東大寺のお水取りを題材にした「修二会」で、ギターを激しく弾きながら熱唱する姿を見せた。

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