2019年のNHK大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~」(NHK総合、日曜午後8時ほか)は12月15日、最終第47回が放送され、脚本を手掛けた宮藤官九郎さんがタクシー運転手役で登場。SNSは「ん? クドカンやん」「脚本家本人登場」「最後にお前が出るんかいwww」「カメオ出演、最高じゃんねぇーー!!」という視聴者の声で沸いた。
ウナギノボリ
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宮藤さんは1964年東京オリンピック開会式当日、志ん生(ビートたけしさん)を後部座席に乗せたタクシー運転手を演じ、せりふは「おじいちゃん、落語家さん?」だった。アサヒ飲料の缶コーヒー「ワンダ」CMでは、たけしさんがタクシー運転手、宮藤さんが乗客役だったため、「タクシーにたけし&クドカンという既視感」「ワンダかよ!」「CMと逆www」という“突っ込み”もあり、盛り上がりを見せた。
「いだてん」は、日本人が初めて五輪に出場した明治の終わりから、東京に五輪がやってきた1964年まで、およそ半世紀を描いたオリジナルストーリー。テーマは「“東京”と“オリンピック”」で、大河ドラマで近現代史を取り上げるのは、1986年の「いのち」以来33年ぶりだった。中村勘九郎さんが日本で初めて五輪に参加したマラソン選手の金栗四三、阿部サダヲさんが「東京オリンピック」実現に執念を燃やす政治記者の田畑政治を演じ、“リレー”形式で主演のバトンをつないだ。
最終第47回「時間よ止まれ」は、1964年10月10日、念願の東京五輪開会式当日。田畑(阿部さん)は国立競技場のスタンドに一人、感慨無量で立っていた。そこへ足袋を履いた金栗(勘九郎さん)が現れ、聖火リレーへの未練をにじませる。
一方、聖火リレーの最終走者に選ばれた坂井(井之脇海さん)はプレッシャーの大きさに耐えかねていた。やがてゲートが開き、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々が集まってくる。そのころ、志ん生(たけしさん)は高座で「富久」を熱演していた……と展開した。
大河ドラマは、2020年1月19日から長谷川博己さん主演の「麒麟(きりん)がくる」が放送される。
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