松岡茉優:新星・鈴鹿央士の演技力に衝撃「セリフが飛んじゃった」

主演映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松岡茉優さん
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主演映画「蜜蜂と遠雷」の初日舞台あいさつに出席した松岡茉優さん

 女優の松岡茉優さんが10月4日、東京都内で行われた主演映画「蜜蜂と遠雷」(石川慶監督)の初日舞台あいさつに出席した。本作で本格的に俳優デビューした鈴鹿央士(おうじ)さんについて、「リハーサルで2人で連弾するシーンがあった。セリフを一つ投げかけられたときに(私は)セリフが飛んじゃって! (本当に)初めてお芝居をしているのかと思うくらい。16年もやっている私が、セリフが真っ白になってしまうくらいの衝撃的な目力、ハートの良さ」と大絶賛した。

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 鈴鹿さんは、2017年に公開された映画「先生! 、、、好きになってもいいですか?」にエキストラとして参加したことをきっかけに、女優の広瀬すずさんにスカウトされて芸能界入りした。

 この日は「緊張しています」と初々しい表情を見せ、「誕生日のような感じですね。デビュー作でここに立っているのがすごくいいなと思っています」と初日を迎えた思いを告白。「上京して半年後にクランクインした。たくさんの人と出会って、『蜜蜂と遠雷』という作品に出合って、これから僕が生きていくなかで、自分の種のような、中心になるものがこれだなと思う」と語ると、こみ上げるものがあったのが言葉に詰まる一幕も。松岡さんが「ハンカチある?」と声をかけると、照れ笑いを見せていた。舞台あいさつには、松坂桃李さん、森崎ウィンさん、石川監督も出席した。

 映画は、2017年に「直木賞」「本屋大賞」の史上初のダブル受賞を果たした恩田陸さんの同名小説(幻冬舎文庫)が原作。国際ピアノコンクールを舞台に、国内外のジュニアコンクールを制覇するも13歳で母を亡くし、ピアニストになることから逃げてきた元天才少女の栄伝亜夜(えいでん・あや、松岡さん)、妻子を持ちながらも夢をあきらめきれずコンクールにエントリーした高島明石(松坂さん)、音楽エリートとして超名門音楽院に在籍するマサル・カルロス・レヴィ・アナトール(森崎さん)、今は亡き世界最高のピアニストが遺(のこ)した謎の少年、風間塵(鈴鹿さん)という世界を目指す若き4人のピアニストたちの挑戦や運命、成長を描いている。

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