ぼくらの7日間戦争:北村匠海、芳根京子が新作アニメでW主演&初共演

劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」に声優として出演する北村匠海さん(左)と芳根京子さん(C)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会
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劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」に声優として出演する北村匠海さん(左)と芳根京子さん(C)2019 宗田理・KADOKAWA/ぼくらの7日間戦争製作委員会

 人気グループ「DISH//」のメンバーで俳優の北村匠海さんと女優の芳根京子さんが、宗田理さんのベストセラー小説「ぼくらの七日間戦争」が原作の劇場版アニメ「ぼくらの7日間戦争」(村野佑太監督、12月13日公開)に声優として出演することが9月25日、分かった。北村さんは学校では目立たない歴史マニアの鈴原守、芳根さんは守のクラスメートで幼なじみの千代野綾をそれぞれ演じる。北村さんと芳根さんのダブル主演で、2人が共演するのは初めて。

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 関係者は北村さんと芳根さんの起用理由を「“大人に戦争を仕掛ける”という物語に現実的な説得力を持たせられる俳優さんに守と綾を託したいと思っていました。北村さんと芳根さんなら、これまでの出演作を拝見してきた中で、心に想(おも)いを秘める繊細さと大胆な行動力の相反する要素を持ち、守と綾の真意を理解して声を吹き込み、誰もが応援したくなるキャラクターにしてくださると思いオファーしたのですが、リハーサルではお二人のあまりのフィット感にスタッフ全員が驚きました」と説明している。

 北村さんは、オファーの前から原作を読んでいたといい「10代特有の悶々(もんもん)した感情を代弁してもらっている感覚で読んでいたので、今回オファーいただいたときに迷わず『ぜひ、やりたいです』と言わせていただきました」とコメント。芳根さんは「小学生の時から図書館にあった作品で、たくさんの方に愛されている作品にこうして携われることができてうれしいです」と出演を喜んでいる。

 北村さんは、芳根さんについて「本番に入る前に声を聞いたとき、声で引き込む力のある方だと思いました」と絶賛し、芳根は「北村さんは、とにかく多才だな、と思いました。お芝居やられて、歌もやられて、声のお仕事まで!」と話している。

 原作「ぼくらの七日間戦争」は、累計発行部数2000万部を超える「ぼくら」シリーズの第1作で、1985年に刊行。1988年に女優の宮沢りえさん主演で実写映画化されたことも話題になった。

 劇場版アニメは、実写映画で描かれた“七日間戦争”から30年ほどの時が流れた2020年を舞台に“7日間”の冒険が描かれる。いつも一人で本ばかり読んでいる鈴原守、議員である父親の都合で1週間後に東京に引っ越すことになった千代野綾たちが、古い石炭工場を秘密基地に7日間、大人から隠れようとする……というストーリー。潘めぐみさん、鈴木達央さん、大塚剛央さん、道井悠さん、小市眞琴さん、櫻井孝宏さんも声優として出演する。

 ◇村野佑太監督のコメント

 「芝居はセッション。いろいろな人と演じあうことでよいものが生まれる」と、初対面のときに北村匠海さんが言いました。俳優と声優が一緒に収録できる現場がそう多くはない中で、「7日間戦争」はその言葉を信念に、冒険する子ども役7人の収録を一緒に行うことになります。その場の誰をもうならせる入魂の芝居で綾を演じた芳根京子さん、クライマックスの収録はまさに圧巻の一言でした。そしてチームをまとめる潘めぐみさんと鈴木達央さんの存在感を中心に、結束し、頼り合い、導き合う関係になっていく7人の空気感は、まさに原作が求めた子どもたちの姿そのもの。その尊さは、この作品の確かな魅力です。

 ◇北村匠海さんのコメント

 学校の図書館に必ず並んであった「ぼくらの七日間戦争」は感想文を書いた経験もあって、そんな親しみのある作品の声優をやらせていただけることが素直にうれしかったです。映画「HELLO WORLD」に続き、声優2作目になりますが、やはり“声でお芝居をする”というのはなかなか難しく、今回もすごく勉強になることばかりでした。

 歴史ある作品に関われたことが光栄ですし、僕自身もこの作品を通して“青春”をまた味わえた気がしています! ぜひ多くの方に見ていただければと思っています。

 ◇芳根京子さんのコメント

 いつの時代も愛され続けている作品にこうして携われることができてうれしいです! 脚本を読んで“高校生と大人たちとの7日間戦争”という設定にすごくワクワクしましたし、私が演じさせていただく綾がアニメの中で生きていることにとっても感動しました!

 今回、プロの声優の皆さんと一緒にアフレコするという貴重な経験をさせていただきました。そんな中で初めてご一緒する北村さんの存在は、声のお仕事の経験がほとんどない私にとってとても心強く、「一緒に頑張ろう!」とものすごいパワーになりました。

 実写映画を見た人も、原作の小説を読んだ人も、初めて「7日間戦争」に触れる人も、自由な世界に飛び込むような爽快さを味わえる映画になっていると思います。たくさんの人たちに、理不尽な大人たちと戦う少年少女の、青春をかけた7日間をぜひ劇場で見守ってほしいです!

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