お笑いコンビ「キングコング」の西野亮廣さんと実業家の堀江貴文さんの共著で、20万部突破のベストセラー「バカとつき合うな」（徳間書店）の“公式便乗本”として、お笑い芸人のマキタスポーツさんと読売テレビの西田二郎プロデューサーが出版した「バカともつき合って」（主婦の友社）を巡り、お笑いコンビ「オリエンタルラジオ」の中田敦彦さんが“営業妨害”とツイッターで抗議。マキタスポーツさんらとトークイベントで直接対決し、その模様が8月24日のラジオ番組「Nj on the Radio！」（FM OH！）で放送される。

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　「バカともつき合って」は、人気バラエティー番組「ダウンタウンDX」などを手がけたテレビマンでありながらDJや歌手などサラリーマンらしからぬ活動をする西田さんについて、西野さんがラジオ番組で「サラリーマン2.0ですね。本を出したら」と勧めたのをきっかけに企画。西野さんと堀江さんが並んでいる「バカとつき合うな」の表紙を見て、“便乗本”を思いつき、。十年以上の付き合いがあり、俳優、ミュージシャンなどさまざま面を持つマキタさんを巻き込んで、西野さんと堀江さんが並んだ表紙とそっくりにマキタさんと西田さんがが並ぶという表紙のデザインで出版。書店で平積みされている「バカとつき合うな」の隣りに並べてもらう戦略が的中し、発売前に重版となった。

　一方、オンラインサロンやアパレルブランドを立ち上げるなど活躍の場を広げている中田さんは同時期に「労働2.0　やりたいことして、食べていく」を出版。「仕事」に関する取り組み方やビジネスコミュニケーションなどを独自の世界観でつづっている。帯には堀江さんと西野さんのコメントが寄せられており、「バカとつき合うな」を意識した作りになっている。同じタイミングで同書の“公式便乗本”が登場したことは想定外だったようで、中田さんはツイッターで「姑息（こそく）な便乗本による占拠行動に徹底的に抗議したい！　マキタスポーツ氏、西田二郎氏の卑劣なやり方に屈するつもりはない。公の場での説明を要求する！」と“怒り”のツイートを掲載。その後、マキタスポーツさんと西田さんはラジオ番組で謝罪していた。

　番組で、中田さんは「本心はやってくれたな、という感じだけど、売れているものにはみんな寄ってくるもの」と本音を漏らした。マキタスポーツさんは「あっちゃん（中田さん）はお笑い界のエリートだと思っていたけど、単なるエリートではなくて、はみ出しちゃっている人だと分かった」と評価していた。西田さんも「理詰めで答えも分かってやっていると思っていたけど、実は答えが分かってない」と分析。中田さんは「2人の本を読んだけど、実は僕の本と内容がかぶっていて、同じといってもいい」と認め、マキタスポーツさんも「同じバカだから一緒にやろう」と“共闘”を宣言し、今後3人で続編の執筆などで盛り上がった。

　「Nj on the Radio！」は8月24日深夜0時から、FM OH！で放送される。