ドラえもん:40周年記念1時間SPでひみつ道具コンテスト結果発表 40年前の「恐竜ハンター」の放送も

7月19日放送の「40周年だよ!ドラえもん1時間スペシャル」内のエピソード「恐竜ハンター」の一場面 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK
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7月19日放送の「40周年だよ!ドラえもん1時間スペシャル」内のエピソード「恐竜ハンター」の一場面 (C)藤子プロ・小学館・テレビ朝日・シンエイ・ADK

 7月19日に放送される人気アニメ「ドラえもん」(テレビ朝日系)の放送40周年記念1時間スペシャル「40周年だよ!ドラえもん1時間スペシャル」で、「40周年だよ!ドラえもんひみつ道具コンテスト」の結果が発表されることが分かった。コンテストは、全国からひみつ道具のアイデアを募集する企画。最優秀賞に選ばれた3作品は、番組内でミニアニメとして放送され、放送終了後には、優秀賞に選ばれた40作品が番組公式サイトで紹介される。1時間SPは19日午後7時~7時54分に放送。

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 1時間SPで、40年前の1979年4月10日に第8話として放送されたストーリー「恐竜ハンター」が再登場することも発表された。同エピソードは、1980年公開の劇場版第1作「映画ドラえもん のび太の恐竜」の前年に放送され、ドラえもんとのび太が1億年前の世界で恐竜狩りに挑むストーリーが描かれる。ドラえもん(声・大山のぶ代さん)、のび太(声・小原乃梨子さん)のドタバタなやりとりも見どころとなる。

 そのほか、ドラえもんのボディーがさまざまな色や柄に変わってしまうオリジナルエピソード「イロガラドラえもん」、夏休みらしいストーリーの「海に入らず海底を散歩する方法」「22世紀で夏休み」が放送される。

 テレビアニメ40周年記念で、ドラえもんの声優を務める水田わさびさん、のび太役の大原めぐみさんのコメントも公開された。

 ◇水田わさびさんのコメント

 ――テレビアニメ放送40周年と聞いて思うことは?

 40年って本当にスゴイ! ただその一言です。40年間、変わらずお送りできたのは、ひとえに視聴者の皆様のおかげだと思っています。

 ――ドラえもん役を受け継いだときの心境を教えてください。

 ドラえもん役を引き継いだときは、何にも考える余裕がありませんでした。ただ藤子・F・不二雄先生を崇拝している夫から、「お前には務まらない。やめるなら今だ」と言われたことは、一生忘れられないです。その言葉で、それだけ大きな作品のキャラクターを演じることになったんだということを実感しました。とにかくドラちゃんは丸くて可愛いので、私は可愛く演じることを心がけています。

 ――「ドラえもん」から学んだことは?

 “最後は自分で努力しなくちゃいけないよ”ということ、あとは“ピンチがあっても絶対に味方がいてくれる”ということでしょうか。味方って、友達じゃなくてもゲームでも本でもいいと思うんです。“精神的な支えになってくれるものは、キミのまわりに必ずあるから大丈夫だよ”というメッセージが作品に込められていると思っています。また、藤子・F・不二雄先生は環境問題や平和の尊さなども描いていて、「ドラえもん」という作品だからこそ伝えられるものがあるなと思っています。

 ――「40周年だよ!ドラえもん1時間スペシャル」の見どころを教えてください。

 「イロガラドラえもん」は、演じていて最高に楽しかったです。ものすごい“変化(へんげ)っぷり”が可愛く描かれているので、ぜひ見ていただきたいです。また、「22世紀で夏休み」は離れていてもドラえもんとのび太の友情を感じるお話。改めてのび太くんがいとおしくなりました。乞うご期待です!

 ◇大原めぐみさんのコメント

 ――テレビアニメ放送40周年と聞いて思うことは?

 携帯電話や翻訳機がなかった時代に、藤子・F・不二雄先生がすでにそれを描いていた、ということがまず素晴らしいですよね! “あったらいいな”が実現していくなんて本当にスゴイことで、言い換えれば先生の想像力が今の時代を作ったのかもしれない……。「ドラえもん」の魅力は、子供たちも感情移入しながら一緒にハラハラドキドキして見ることができるところだと思っています。

 ――のび太、そしてドラえもんというキャラクターについて思うことは?

 のび太くんは自分のためにはあまり力を発揮できないけれど、人のためだったら普段できないようなことでも頑張れる、勇気を持っている男の子。私はそういう、のび太くんの男前なところが好き。心がピュアだからこそ、周りが助けたくなる“愛されキャラ”でもありますよね! ドラえもんはそんなのび太くんの最強の味方。本気で叱ってくれるし、一緒に喜んでくれる……。親のような、兄弟のような、親友のような……いろいろな面を持っていて、のび太くんと本気で向き合ってくれる存在です。

 ――のび太役を演じるにあたって心がけていることは?

 のび太くんを演じるにあたっては、相手のセリフをちゃんと聞いて、彼がなぜそう思ったか考えながらセリフに気持ちを込めて発するようにしてきました。自分なりの信念を持って、言葉に責任を持ってセリフを言うようにしてきたつもりです。

 ――のび太役を演じてきて15年目。今の思いを聞かせてください。

 15年目を迎えられたのは、支えてくれたスタッフさんや仲間、家族のおかげ。まず皆さんに感謝の気持ちを伝えたいです。監督さんが以前、「誰かの心に残るものを作りたい」とおっしゃっていたのですが、私もその気持ちを大切にのび太くんと向き合ってドラえもんを盛り上げていきたいです。

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