NHK連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」で山田天陽(てんよう)を演じている吉沢亮さんが6月23日、福島県相馬市で行われたイベントに参加しトークショーに出演した。トークショーでは、第43回(5月20日放送)で、天陽がなつ(広瀬すずさん)に突然「俺はなっちゃんが好きだ」と伝えたシーンを振り返り、「台本に書いてあるのを見てびっくりしたんです。その前の週で(なつの東京行きの)背中を押していて、そのときが自分の中で告白だと思っていて。でも、シーンを始める前にも監督とたくさん話し合いをして、これまでは天陽の中では言わなかった言葉も、自分の言葉で伝えてあげる方が優しさなんだと理解し、なつに伝えることにしたんです」と明かした。
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今回オーディションで役を射止めた吉沢さんは「何通りかの役をやったのですが、僕がやりたいのは天陽だったんです。決まるまでは結構時間がかかったので、それまでは気が気でなかったですね」と告白。同席した制作統括・磯智明チーフプロデューサー(CP)は、「2500人くらいの応募があった中から選びました。これまでに実績はあったのですが、いろいろな役柄においても魅力的で、気取ったシーンもシャイなシーンも演じられる役者さんだと思いました。天陽役はとても難しい役だったので、器用に演じられる吉沢さんにお願いしました」と語り、「顔で選んだのではないんです」と笑いを誘った。
役について吉沢さんは「絵の才能に恵まれた天陽役ということで、絵を描く練習はたくさんやりました。実は、昔からマンガを模写したりすることが好きでよく描いていたんです」といった裏話も披露。最後には「これから先、なっちゃんが東京に行ってもずっと彼女を応援しています。そして、これからも天陽君は出てきますので、楽しみにしていてください」とアピールした。
トークショーはNHKのイベント「公開復興サポート 明日へin相馬」内で開催。応募は定員の約10倍という異例の数字だったといい、担当者は「今回、全国からのご応募をいただき、北海道から九州まで、遠くからも会場に足をお運びいただけました。天候にも恵まれて、復興サポートのイベントも大盛況、15年過去最高のお客さまに相馬まで足を運んでいただきました」と話していた。
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