空の青さを知る人よ:吉沢亮が長編アニメ声優初挑戦 吉岡里帆、松平健も 「あの花」長井龍雪監督の最新作

アニメ「空の青さを知る人よ」で声優を務める(上段左から)若山詩音さん、吉岡里帆さん、吉沢亮さん、松平健さん (C)2019 SORAAO PROJECT
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アニメ「空の青さを知る人よ」で声優を務める(上段左から)若山詩音さん、吉岡里帆さん、吉沢亮さん、松平健さん (C)2019 SORAAO PROJECT

 俳優の吉沢亮さんが、人気アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」(あの花)、劇場版アニメ「心が叫びたがってるんだ。」(ここさけ)で知られる長井龍雪監督のオリジナル長編アニメ「空の青さを知る人よ」(10月11日公開)で長編アニメの声優に初挑戦することが6月11日、明らかになった。吉沢さんは、高校卒業後ミュージシャンとしての成功を夢見て上京するも売れず、地元の友人たちとも音信不通のギタリスト・金室慎之介と、13年前からやって来た18歳の慎之介(通称しんの)を演じる。

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 吉沢さんのほか、女優の吉岡里帆さん、若山詩音さん、松平健さんが声優として出演することも発表された。吉岡さんは金室慎之介のかつての恋人である相生あかね、若山さんはあかねと二人で暮らす高校生の妹・相生あおい、松平さんは慎之介がバックミュージシャンを務める大物演歌歌手・新渡戸団吉をそれぞれ演じる。若山さんは長編アニメの声優初挑戦。松平さんは、劇中で新渡戸団吉として歌唱も披露する。

 吉沢さんは「長井監督の作品は以前から見させていただいていて、ファンタジーとリアルが絶妙なバランスで混じり合う世界観の中で必死に叫ぶ登場人物たちの姿に、何度も泣かされました。声優のお仕事に関しては、台本の読み方すらもわからないど素人ですが、監督を信じながら今までのお芝居とは全く異なる視点から役を作っていく時間は、とてもチャレンジングであり、幸せな時間でした。物語はもう、言うまでもなく、めちゃくちゃ面白いです。めちゃくちゃです。不器用でどうしようもなくいとおしいキャラクターたちによるちょっと不思議な恋、姉妹愛。ぜひお楽しみに」とコメントを寄せている。

 「空の青さを知る人よ」は、「あの花」「ここさけ」と同じく岡田麿里さんが脚本を手がけ、田中将賀さんがキャラクターデザイン・総作画監督を務め、クリエーターチーム「超平和バスターズ」が再集結する。「あの花」「ここさけ」の企画・プロデュースを行った清水博之さんがプロデューサーを務め、大ヒットした劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)のプロデューサーを務めた川村元気さんも参加する。

 音楽漬けの毎日を送る17歳の高校2年生・相生あおいと、その姉・あかねは山に囲まれた町で2人きりで暮らしていた。2人は、13年前に両親を事故で失い、当時高校3年生だったあかねは恋人との上京を断念し、地元で就職していた。ある日、町で開催される音楽祭のゲストに大物歌手・新渡戸団吉が決定。そのバックミュージシャンとして、あかねのかつての恋人で、高校卒業後、音信不通になっていた金室慎之介の名が挙がる。時を同じくして、あおいの前に突然、13年前の過去から時間を超えてやって来た18歳の“しんの”こと金室慎之介が現れ……というストーリー。

 吉岡さんらキャスト、長井監督のコメントは以下の通り。

 ◇吉岡里帆さんのコメント

 長井監督の作品が本当に大好きで。いつか長井監督の作る世界の中で私も一緒に過ごしてみたいと思っていました。なので相生あかね役に決まったとわかった時は、すごくうれしかったです。姉妹愛、初恋、故郷への思い……。始めから終わりまで、登場人物たちの青さに胸がきゅうっと締め付けられます。わしづかみです。アフレコの際には、あまり声優のお仕事の経験がなかったので、不安が大きく緊張していましたが、長井監督に「空青」の世界観に連れて行っていただきました。この作品に出会えて本当に良かったです。切なくて不思議な2度目の初恋の物語に会いに来てください。

 ◇若山詩音さんのコメント

 相生あおい役に決まりましたとご連絡いただいた時には、本当にびっくりしたと同時にとてもうれしくなりました。アフレコの際には、自分がしゃべっているときに聞こえる声と画面の向こう側で聞こえている声に違いがあり、難しなと感じると同時に、もっと演技の勉強をしなくてはと感じる現場でした。そんな中で、私の足りない部分は長井監督をはじめ、スタッフの皆様、そして共演させていただく皆さんに導いていただき、あおい役をやりきることができました。

 ◇松平健さんのコメント

 新渡戸団吉役は、非常にインパクトのある役で面白いなと思いました。本作の中でいろいろとひっかきまわしたりする役です。内容的にも、大変切ない話で、姉妹愛や現代と過去の融合みたいな、不思議な面白い作品に参加できるというのも大変うれしかったです。久しぶりのアフレコでしたので、長井監督の思われていた通りにできたかわかりませんが、私なりに役を作って楽しみました。劇中での歌唱シーンもありますので、そちらも楽しみにしていただければと思います。

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