女優の広瀬すずさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「なつぞら」の第44回が21日に放送され、平均視聴率は22.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した。
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第44回では、昭和31(1956)年の春、なつ(広瀬さん)は、雪之助(安田顕さん)や雪次郎(山田裕貴さん)と一緒に、東京・新宿へとやってきた。そこで、雪之助が若いころ修業したという老舗ベーカリー兼カフェ・川村屋を訪れ、店主でマダムと呼ばれる光子(比嘉愛未さん)に会う。雪次郎は川村屋の見習いとなり、なつもしばらく働かせてもううことに……という展開だった。
この日から「東京 新宿編」が本格スタートし、2017年度前期の朝ドラ「ひよっこ」で乙女寮の料理人・森和夫を演じた陰山泰さんが、川村屋の職長(調理長)・杉本平助役で登場した。
「なつぞら」は節目となる100作目の朝ドラで、脚本家の大森寿美男さんのオリジナル作。広瀬さん演じるヒロインの奥原なつは1937年、東京生まれの設定。大空襲を生き延びたものの、両親を戦争で失う。兄・咲太郎、妹・千遥(ちはる)と別れ、父の戦友だった柴田剛男に引き取られ、北海道の十勝地方に移り住む。柴田家の家業である酪農を手伝う中、持ち前の明るさを取り戻し、北海道移民1世である剛男の義父・泰樹から、開拓者精神とともに人生で大切なことを学んでいく。
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