唐沢寿明:「110番通報」題材の7月期主演連ドラで凄腕刑事に “声紋分析官”真木よう子と初共演 

7月スタートの連続ドラマ「ボイス 110緊急指令室」に出演する唐沢寿明さん(左)と真木よう子さん=日本テレビ提供
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7月スタートの連続ドラマ「ボイス 110緊急指令室」に出演する唐沢寿明さん(左)と真木よう子さん=日本テレビ提供

 俳優の唐沢寿明さんが、7月スタートの連続ドラマ「ボイス 110(イチイチゼロ)緊急指令室」(日本テレビ系、土曜午後10時)に主演することが13日、分かった。女優の真木よう子さんの出演も発表され、真木さんは同局の連続ドラマに初出演となる。唐沢さんと真木さんが共演するのは初めて。

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 犯罪被害者からの110番通報に迅速に対応すべく、日夜戦い続ける警察の緊急指令室を舞台に、刑事とボイスプロファイラー(声紋分析官)の活躍を描く。唐沢さんは勘と行動力で突き進む“凄腕刑事”で、猟奇殺人犯に妻を殺され、犯人への復讐(ふくしゅう)に燃える樋口彰吾、真木さんは父を殺害された過去を持ち、緊急指令室の室長で、どんなかすかな音も聞き逃さないボイスプロファイラーの橘ひかりを演じる。

 緊急指令室の使命は、電話での通報から「3分で現場到着、5分で現場確認、10分で検挙」。ひかりは、どんな微かな音でも聞き分けることができる「絶対聴感能力」の持ち主。助けを求める被害者の声と、その後ろから聞こえてくる常人では聞こえないような小さな環境音をヒントに、被害者の場所を迅速に特定し、樋口ら現場の刑事に指示を出す。

 脚本は、映画「シン・ゴジラ」(庵野秀明総監督)で企画協力をした浜田秀哉さん、演出は、連続ドラマ「ヒガンバナ~警視庁捜査七課~」「ドロ刑 -警視庁捜査三課-」(共に同系)などの大谷太郎さんらが務める。

 ◇唐沢寿明さんのコメント

 「ボイス」はストーリー展開がとても面白いと思いますし、演じる上でも視聴者がどんどん引き込まれていくエンターテインメント作品にしていきたいと思っています。刑事ドラマといっても「ボイス」はこれまで自分が演じたものとは全く違う刑事像になります。毎回、違う印象の役をやらせてもらえることはとてもやりがいを感じますし、作品を見てくださる方々にそういった部分も楽しんでいただければと思います。

 真木さんとは前から一度共演できたらなと思っていました。彼女は俳優としていい意味で陰があって、悲哀がある……。深いストーリーを演じることができる方だと思いますし、今回の役も彼女にとても合っていると思います。ドラマでは最初、真木さん演じるひかりの持つ能力を信じられずに反発するのですが、そこからどう信頼が生まれていくのかも見どころです。

 新しい作品に入るときに自分の中で絶対にブレないのが、毎回「面白い作品を作っている」という自負があることです。今回も絶対面白いドラマになるので、皆さんには楽しみにしてほしいです。面白くなりますよ!

 ◇真木よう子さんのコメント

 警察官の役はこれまでもさせてもらっていて、クールで男っぽい役が多かったのですが、今作は「人の命を救いたい」という正義感と優しさを持った、どちらかというと女性らしく真っすぐに戦おうとする役です。「真犯人を突き止める」という自分の信念は真っすぐ持ちながらも、カッコよく男っぽくという方向ではなく、人の命を救うためにチームを作り上げるという、新しい女性像を演じていきたいです。

 日本テレビのドラマとして今回が初出演なのですが、私にオファーしていただきありがたいです。期待に応えられるよう精いっぱい演じたいと思います。

 唐沢さんとは初共演ですが、現場の空気を明るくしたり役に熱心に取り組んだりメリハリを持っている方と勝手なイメージがあります。今から楽しみだしドキドキしています(笑い)。最初は、唐沢さん演じる樋口に、私が演じるひかりの正義や能力をなかなか信じてもらえませんが、徐々にお互いを信頼し合ってバディになっていきます。その過程を、見てくださる方が納得してもらえるように丁寧に演じていきたいです。

 「ボイス」は、番組をご覧になる方がいい意味で裏切られるような、見応えのあるドラマです。物語の軸がしっかりしており、ハラハラドキドキしながら先の展開を見守ってください。全ての方に向けて「面白いです」と胸を張って言える作品です!

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