上川周作:「まんぷく」泣き虫名木くんの“泣き芸”が話題 「西郷どん」では末弟役で壮絶な死も…

NHK連続テレビ小説「まんぷく」に名木純也役で出演している上川周作さん (C)NHK
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NHK連続テレビ小説「まんぷく」に名木純也役で出演している上川周作さん (C)NHK

 女優の安藤サクラさんが主演を務めるNHKの連続テレビ小説(朝ドラ)「まんぷく」に、俳優の要潤さん扮(ふん)する画家・香田忠彦の弟子・名木純也役で出演している上川周作さん。名木は思い込みが激しく、すぐ泣き出してしまうことから、忠彦から「泣き虫名木くん」と言われる始末で、そのお約束のような“泣き芸”に対し、SNSでは「名木くんの泣き芸、好きだわ~」「クセになる」「新喜劇かww」「楽しみの一つになってきた件」といった声が上がるなど、視聴者の注目を集めている。そんな名木くんを好演中の上川さんとは……。

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 ◇“泣き芸”でコメディーパート香田家にさらなる彩り

 すぐに感極まって泣いてしまうナイーブな性格の持ち主で、指導する忠彦の頭を悩ませている名木。登場は「まんぷくラーメン」発売から11年が経過した第23週「新商品!?」から。

 当初は長髪にサイケなファッションという、見るからにヒッピーな風貌で、初登場回から忠彦の絵を、「カラスでカオスとエロスが表現されている」と分析し、トンチンカンな発言で忠彦を苦笑いさせた。

 また、忠彦から自分の絵を否定されると、その場を泣きながら脱走。数日、姿を見せなかったが、髪をすっきりとカットし、再び忠彦の前に現れると、実は「丸刈り」にしたかったことを告白した上で、「僕は弱い人間なんです。それでも僕を弟子として受け入れてくださいますか~」と見事な“泣き落とし”を披露。その後もたびたび“泣き芸”をさく裂させ、元々コメディーパートの強かった香田家にさらなる彩りを添えてきた。

 ◇「西郷どん」西南戦争回では視聴者の涙を誘う熱演も…

 そんな「泣き虫名木くん」を見事に体現している上川さんは、松尾スズキさんが主宰する劇団「大人計画」に所属する俳優で、1993年2月18日生まれ、大分県出身の26歳。朝ドラは「まんぷく」以前に、同じ大阪放送局制作の「べっぴんさん」(2016年度後期)にも出演。そのときはキアリスの社員・阿部靖夫を演じた。

 また昨年は、 俳優の鈴木亮平さん主演の大河ドラマ「西郷(せご)どん」で、主人公の西郷吉之助(鈴木さん)の末弟・小兵衛を熱演。最終回の前週となった第46回「西南戦争」では政府軍との戦闘の中、激しく命を散らし、大勢の視聴者の涙を誘ったことを記憶に新しいところ。

 「まんぷく」出演にあたり、「僕の幼稚園の時の将来の夢はラーメン屋さんになることでした。ラーメン屋にはなれませんでしたが、今でもインスタントラーメンは僕にとって家でラーメン屋になれる自慢の秘密道具です!!」と“ラーメン愛”を語っていた上川さん。

 18日からスタートする第25週「できました!萬平さん!」では「まんぷくヌードル」開発が佳境に。上川さん演じる名木が、どう物語にからんでくるのか(それともこないのか)、要注目だ。

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