注目映画紹介:「クロガラス1」人気2.5次元俳優たちが歌舞伎町のダークヒーローに 

映画「クロガラス1」の場面写真 (C)エイベックス・ピクチャーズ株式会社
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映画「クロガラス1」の場面写真 (C)エイベックス・ピクチャーズ株式会社

 ミュージカル「刀剣乱舞」などの崎山つばささんや舞台「弱虫ペダル」「おそ松さん」などの植田圭輔さんら「2.5次元俳優」が出演している映画「クロガラス1」(小南敏也監督)が9日からシネマート新宿(東京都新宿区)ほかで1週間限定のレイトショー公開される。新宿・歌舞伎町を舞台に、金さえ払えばどんな危険な仕事も引き受ける解決屋“クロガラス”たちの姿を描く。映画初主演の崎山さんがミステリアスな魅力を持つダークヒーロー黒斗を好演している。テンポ良く進む、二転三転するストーリーにも注目だ。

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 「東京で成り上がる」夢を持つ新人ホストの和輝(西川俊介さん)は、自分を指名してくれた女性会社員の舞衣(出口亜梨沙さん)を常連客にしてホスト業に精を出していた。ある日、舞衣は多額のツケを残したまま姿を消す。

 ホストクラブの代表、翔(南圭介さん)からツケの返済を迫られた和輝は、金さえ払えばどんな依頼も引き受ける解決屋「クロガラス」の存在を知り、その事務所へ。そこで出会ったのは、合理主義者で目的のためには手段を選ばないリーダーの黒斗と、黒斗の右腕の悠哉(植田さん)、すご腕の女性ハッカー・日菜(最上もがさん)らクロガラスのメンバーだった。

 和輝は多額の報酬を条件に舞衣の捜索を依頼し、その日からクロガラスのメンバーたちと捜索を開始するが、事態は思わぬ方向に転がっていき……。

 2部作で、「SUPER☆GiRLS」の元メンバーの浅川梨奈さんが依頼人として出演する「クロガラス2」が30日から公開される。

 金さえ払えばどんな危険な依頼も引き受けるダークヒーロー「クロガラス」。その設定自体は目新しいものではないが、黒斗を筆頭に、チャラいが抜群の身体能力を持つムードメーカーの悠哉、すご腕ハッカーとしてミッションを支える日菜……とキャラクターがそれぞれ個性豊か。特に崎山さん演じる黒斗は、クールで冷酷非道な顔を見せつつ、正義とも悪とも判断のつかない捉えどころのなさも漂わせる魅力的なキャラクターになっている。

 黒斗の「この街で人を信用するな」というせりふ通り、真相をつかめないまま二転三転する展開も見どころだ。(河鰭悠太郎/フリーライター) 

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