この世の果てで恋を唄う少女YU-NO:テレビアニメのメインビジュアル公開 亜咲花がOP、鈴木このみがED担当

テレビアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のメインビジュアル(C)MAGES./PROJECT YU-NO
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テレビアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のメインビジュアル(C)MAGES./PROJECT YU-NO

 人気ゲームが原作のテレビアニメ「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」のメインビジュアルが31日、公開された。主人公・有馬たくやらメインキャラクターが描かれている。また、亜咲花さんがアニメのオープニングテーマ「この世の果てで恋を唄う少女」、鈴木このみさんがエンディングテーマ「真理の鏡、剣乃ように」を歌うことも分かった。

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 「この世の果てで恋を唄う少女YU-NO」は、幼少期に母を亡くし、歴史学者である父も事故で亡くしてしまった主人公・有馬たくやが、並列世界を駆け巡りながら、隠された謎を解く……というアドベンチャーゲーム。1990年代を中心に人気を集めた。アニメは、「ゼロから始める魔法の書」などの平川哲生さんが監督を務め、「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。続」「月がきれい」などのfeel.が制作する。4月から放送。

 ◇平川哲生監督のコメント

 カルト的な人気作品の多くは、作品そのものの未完成な部分を、受け手側が補完することで成り立つと思います。それは「YU-NO」も同じです。壮大な構想において、現実の諸問題でクリアできなかったものの、その熱量がこぼれ出している部分が人の心を打っているのではないでしょうか。1995年前後はそういう作品が多かったと思います。代表的な作品だと「新世紀エヴァンゲリオン」「もののけ姫」「リトル・ブッダ」など、これは「YU-NO」にも多大な影響を与えています。

 アニメ化するということで、シナリオの作成は難航しました。ゲームと違って、アニメは1本のストーリーしか描くことができない。その中で一番難しかったのは、主人公たくやの行動に一貫性や動機を与えたりする部分です。しかし、各話の脚本家の方々にもアイデアをいただいて、なんとか納得のいく形にできました。

 ◇ゲームプロデューサーの浅田誠さんのコメント

 本作が伝説のゲームと呼ばれる一番特異な点は、「A.D.M.S(アダムス)」と略させるオート分岐マッピングシステムだと思います。並列世界の物語を描くにあたり、A.D.M.Sでシナリオの分岐点などを目で確認しさらに分岐していく世界を探索する要素が一番の魅力ではないでしょうか。アニメ化において、並列世界全ルートを表現する上で、最初に計画した構想通りゲーム以外のほかのメディア展開ができたことは満足しています。逆に理論表現上、再現できなかったシーンなどに関しては悔しい思いをしました。

 ◇キャスト(敬称略)

 有馬たくや:林勇▽ユーノ:小澤亜李▽波多乃神奈:内田真礼▽一条美月:大西沙織▽島津澪:釘宮理恵▽武田絵里子:小林ゆう▽朝倉香織:前田玲奈▽有馬亜由美:名塚佳織▽龍蔵寺幸三:楠大典▽結城正勝:藤原祐規▽豊富秀夫:江口拓也

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