ハラスメントゲーム:最終話 高嶋政宏と唐沢寿明の因縁が明らかに

連続ドラマ「ハラスメントゲーム」最終話のシーン (C)テレビ東京
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連続ドラマ「ハラスメントゲーム」最終話のシーン (C)テレビ東京

 俳優の唐沢寿明さん主演の連続ドラマ「ハラスメントゲーム」(テレビ東京系、月曜午後10時)の最終回(第9話)が10日放送される。秋津(唐沢さん)は、敵対していた常務・脇田治夫(高嶋政宏さん)と手を組み、買収ファンド会社のマルオー買収を阻止しようとする。秋津と脇田の因縁も明らかになり、驚きの展開が待ち受ける。

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 買収ファンドの代表・横手理市(加藤雅也さん)のマルオーへの攻撃は激しくなっていく。世田谷店でクレームを付けていた男性客(迫田孝也さん)が品川店で暴れていると連絡が入る。SNSでは「マルオーが全店閉店」との情報も出回り大炎上する。マルオーは無くなってしまうのか……。

 ドラマは、かつてパワハラをしたとして地方に飛ばされた秋津に本社への異動辞令が下る場面から始まった。コンプライアンス室長になった秋津は、メロンパンの1円玉混入事件を解決。社長の丸尾(滝藤賢一さん)から、かつての秋津の同僚で経営陣の1人の脇田を追い落とすよう密命が下る。6話までは、さまざまなハラスメントを取り上げながら、経営陣の不毛な対立が明らかになっていった。

 ストーリーが大きく動いたのは7話だ。秋津は脇田の秘書・小松美那子(市川由衣さん)のわなにはまり、セクハラで訴えられる。秋津を危険視した脇田の側近・水谷逸郎(佐野史郎さん)の策略で、役員から秋津の自主退職を求める声が高まる。秋津は会社の権力争いに嫌気がさし、たんかを切って辞表を出すが、それを破棄したのは脇田だった。脇田は社長の経営を問題視し、秋津に社長の追い落としに加わるよう提案していたが、かつて脇田の裏切りで地方に飛ばされた秋津は反発していた。

 だが脇田の見通し通り、社長が買収ファンド会社にマルオーを売却しようとする計画が明らかになる。秋津は脇田と協力して社長を買収ファンドの手から救い出し、役員たちにもマルオー買収を思いとどまらせる……というのがこれまでの展開だった。
 
 原作は「白い巨塔」や「14才の母」などの人気ドラマの脚本を手掛けた井上由美子さんの小説家デビュー作。

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