昭和元禄落語心中:実写ドラマ主題歌はゆず 新曲「マボロシ」書き下ろし

10月12日スタートのNHKの連続ドラマ「昭和元禄落語心中」の主題歌を担当するゆず
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10月12日スタートのNHKの連続ドラマ「昭和元禄落語心中」の主題歌を担当するゆず

 落語に魂をささげた人々の姿を描いた雲田はるこさんの人気マンガを、俳優の岡田将生さん主演で実写化する連続ドラマ「昭和元禄落語心中」(NHK総合)の主題歌を、人気デュオ「ゆず」が担当することが10日、分かった。主題歌は書き下ろしの新曲「マボロシ」。ゆずの北川悠仁さんは楽曲を制作するにあたって最初に思ったことを「今までのポップさだったり、前向きさだったりを手放し、新たな自分たちの表現を目指すことでした」といい、「『昭和元禄落語心中』の物語が持つ闇、その中に潜む美しさを楽曲で追い求めました」と明かしている。

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  さらに北川さんは「試行錯誤の末、“マボロシ”というテーマが浮かび、このキーワードと物語に背中を押され、今までのゆずにはない、切なく幻想的な楽曲に仕上がりました。またゆずの核である歌も、いつも以上に可能性を模索しています。新たな扉を開かせたくれたこの物語との出会いに、心から感謝しています」と話している。

 「昭和元禄落語心中」は、女性向けマンガ誌「ITAN(イタン)」(講談社)で連載された同名マンガが原作。昭和を舞台に、孤高の大名人・有楽亭八雲(岡田さん)や、そこへ押しかけて弟子入りした与太郎(竜星涼さん)、八雲の盟友で“希代の名人”とうたわれた助六(山崎育三郎さん)、八雲と助六を見守る芸者・みよ吉(大政絢さん)、助六とみよ吉の忘れ形見の小夏(成海璃子さん)といった個性的なキャラクターが登場する。

 ドラマ主題歌のオファー後に「初めて原作を読ませていただきました」と話す北川さんは、「夜中に読み始めたところ、あっという間に物語の世界観に引き込まれて、全巻読み終わる頃には朝を迎えていました」と振り返る。

 「すべての登場人物に『生と死』『愛と憎しみ』『美しさと残酷さ』がはらんでいて、 “落語”という明るいテーマとは裏腹に、巻きおこる物語の激しさに、読んでいてゾクゾクしました。どのキャラクターも本当に個性的なので、キャストの皆さんが どのように役を演じていくのか、とても楽しみにしています」と期待を寄せた。

 「ドラマ10『昭和元禄落語心中』」は、10月12日からNHK総合で毎週金曜午後10時に放送される。

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