上白石萌歌:細田守監督の「未来のミライ」で声優初挑戦 4歳の男の子演じ「まだ心配」

名古屋市内で劇場版アニメ「未来のミライ」の舞台あいさつに登場した上白石萌歌さん
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名古屋市内で劇場版アニメ「未来のミライ」の舞台あいさつに登場した上白石萌歌さん

 女優の上白石萌歌(もか)さんが5日、名古屋市内で開催された劇場版アニメ「未来のミライ」(細田守監督、20日公開)の試写会で舞台あいさつに登場した。同作で主人公の4歳の男の子、くんちゃんの声を担当した上白石さんは、今回が声優初挑戦で「私は18歳で、年齢も性別も超えた役に、声で“命”を吹き込むのは、挑戦だと思った。正直、まだみなさんの耳にどう届くか心配」と話した。

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 役作りについては「今の自分にも嫉妬したり、悲しんだり、楽しんだり、いろいろな感情がある。それを一番ストレートに表現しているのが小さな子だと思ったので、4歳の男の子だということは置いておいて、心の動きを一致させるようにお芝居をしたつもりです」とコメント。「くんちゃんが劇中でどんどん成長するので、その成長を意識して(演じたので)、後半はお兄ちゃんぽくなっていると思う」と笑顔を見せていた。

 上白石さんはミライちゃん役でオーディションを受けたものの、くんちゃん役に採用された。当初、くんちゃんの声を「小さな男の子か、ベテランの女性」で想定していたという細田監督は「萌歌ちゃんがオーディションに来たときに、(くんちゃん役だと)ピンときた。まさか18歳の可愛い女の子の中に4歳の男の子がいるとは。(上白石さんが)存在感と表現力で固定概念を覆してくれた」と振り返り、「あまりにも良かったので、感動してペットボトルのお茶を(上白石さんに)進呈して、うれしい気持ちを表現しました」と明かしていた。

 「未来のミライ」は、生まれたばかりの妹に両親の愛を奪われたくんちゃんが、未来から来た妹・ミライちゃんと出会い、彼女に導かれ、時を超えた冒険に旅立つ……というストーリー。黒木華さん、星野源さん、麻生久美子さん、吉原光夫さん、宮崎美子さん、役所広司さんらが声優として出演している。

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