佐野史郎:連ドラ初主演で“最狂”の老人に 怖さは「冬彦の10倍」

連続ドラマ「限界団地」の制作発表会見に登場した佐野史郎さん
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連続ドラマ「限界団地」の制作発表会見に登場した佐野史郎さん

 俳優の佐野史郎さんが29日、東京都内で行われた6月スタートの連続ドラマ「限界団地」(東海テレビ・フジテレビ系)の制作発表会見に登場。同作が連続ドラマ初主演の佐野さんは、主演のオファーについて「ハトが豆鉄砲を食らった顔をしたというか。マネジャーから『土曜深夜のドラマに出演する』としか知らされてなくて。準備稿をもらって、やけに出番が多いと思ったら、主演なんだよね」と明かした。

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 ドラマで孫娘への異常な愛情や、団地への執念をあらわにする“最狂”の老人・寺内誠司を演じる佐野さんは、「ずっとあなたが好きだった」(TBS系、1992年放送)で演じた桂田冬彦との違いについて、「どうしてもそれを期待されていることも分かりますが、(冬彦は)社会と折り合いが付かず、不器用に生きていただけ。寺内さんは、折り合いの付かない社会に打って出るから、一枚上手。攻撃的です」とにやり。

 さらに、冬彦と寺内とは「怖さが違うと思います」といい、「(寺内は)爽快感がありますね。冬彦はネチネチしていたけど。期待を込めて、10倍(怖い)と言っておきましょう」と答えていた。会見には足立梨花さん、山崎樹範さん、迫田孝也さんも出席した。

 ドラマは、東海テレビが制作する連続ドラマ枠「オトナの土ドラ」で放送。かつて「夢のニュータウン」といわれていたが、今では活気をなくした都内郊外の「あやめ町団地」に、息子夫婦を火事で亡くし、父と孫娘を連れた寺内(佐野さん)が引っ越してくる。廃れ果てた団地を、古き良き団地へと導こうとする寺内は、積極的に自治会の集まりにも顔を出し、 団地内の交流を図ろうと画策するが……というストーリー。6月2日から毎週土曜午後11時40分放送。全8回。

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