土屋敏男:みなさん、めちゃイケ終了で「テレビが変わった」 猿岩石秘話も

「Nj on the Radio!」(FMOH!)でテレビについて語る日本テレビの土屋敏男さん
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「Nj on the Radio!」(FMOH!)でテレビについて語る日本テレビの土屋敏男さん

 バラエティー番組「進め!電波少年」などを手がけたTプロデューサーこと日本テレビの土屋敏男さんが、「ダウンタウンDX」の元チーフプロデューサーで「Nj」名義で音楽活動をしている読売テレビの西田二郎さんがパーソナリティーを務める「Nj on the Radio!」(FMOH!)に出演。「とんねるずのみなさんのおかげでした」「めちゃ×2イケてるッ!」(フジテレビ)など人気バラエティー番組の終了について、「2本の番組が終わって4月1日からテレビが変わった」と語った。

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 番組は、西田さんが、テレビ業界で培われた人脈を生かして話題のゲストを自らブッキング。今後のテレビやラジオのあり方などを語るという内容。今回は、「進め!電波少年」や「ウッチャンナンチャンのウリナリ!!」などを手がけた土屋さんと、バラエティー番組の“レジェンドプロデューサー”の2人がテレビの未来について語り合った。

 土屋さんは「『笑っていいとも!』の最終回を見て、“テレビの終わりの始まり”が始まったと思った。さらに2本が終わって、この4月1日からテレビが変わったと思う。家に帰るとテレビという窓が開いていたけど、今はスマホという窓が手のひらの上で開いている。『めちゃイケ』『みなさん~』が30年近くやり続けたのは、すごいこと。でもこれでテレビは新しいところに行かなければならない」と現状のテレビについて話した。

 番組では、「電波少年」のヒッチハイク企画で大ブレークした有吉弘行さんらお笑いコンビ「猿岩石」がリリースし、ミリオンセラーとなった曲「白い雲のように」がかかったが、土屋Pは「(曲が出てから)30年以上たったけど、まともに聴いたのは初めて」と告白。ヒッチハイク企画がスタートして1カ月ほどでプロデューサーの秋元康さんから「ゴールしたら曲を出したい」とオファーがあったといい、「最初は断っていたけど、どうしてもというので(所属の)太田プロと談判して、出したら100万枚。『印税の一部を払います』という話もあったけど、断ったんで、聴くと頭にくるのでまともに聴いたことがない」という秘話を明かした。

 また、昨年コメディアンの萩本欽一さんを追ったドキュメンタリー映画「We Love Television?」を制作したことについて、「萩本欽一はテレビとは何かを突き詰めていった。この人はこれほどテレビを愛しているよ、あなたたちは愛しているの?ということを作り手にも伝えたかった」と話した。さらに「テレビ(番組)作りでの“欽ちゃんメソッド(手法)”を残したかったんで、DVDの特典映像で欽ちゃんに語ってもらったら、本編より長くなっちゃった」というエピソードも披露した。

 「Nj on the Radio!」は14日深夜0時から放送。21日放送分と2週にわたって土屋さんが出演する。

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