葵わかなさん主演のNHK連続テレビ小説「わろてんか」(総合月~土曜午前8時ほか)は、26日から第26週(最終週)「みんなでわろてんか」に入る。空襲で大阪の町が焼かれ、天満風鳥亭も失ってしまうてん(葵さん)。しかし、てんは焼け跡で、大切な人たちを待ちながら風鳥亭の再建と北村笑店の復活のため、立ち上がろうとする……。
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てんは、つばき(水上京香さん)やトキ(徳永えりさん)たちを連れ、妹のりん(堀田真由さん)を頼って滋賀に疎開する。大阪には風太(濱田岳さん)が残り、細々と天満風鳥亭で寄席を続けていたが、昭和20(1945)年1月の空襲で焼失。終戦後すぐ、てんと風太は風鳥亭の焼け跡に戻り、芸人たちが帰って来るのを待つことにする。
てんは、なかなか復員しない隼也(成田凌さん)のことを心配し、落ち込むが、風太と一緒に北村笑店の復活に向けて動き出す。そのうち芸人たちも徐々に復員したり、疎開先から戻ってきて、てんたちのすみかはにぎやかになり、てんは焼け跡に寄席を再建することを決める。
「わろてんか」は、京都の老舗薬種問屋の長女で、笑いをこよなく愛するヒロイン・藤岡てんが、大阪を日本一の笑いの都にしていく姿を描く一代記。脚本は吉田智子さん。全151回。
第25週「さらば北村笑店」では、太平洋戦争が勃発。空襲の被害拡大を防ぐため、南地風鳥亭が取り壊されることになり、てんはショックを受ける。追い打ちをかけるように息子の隼也にも、とうとう召集令状が届く。隼也は妻のつばきと息子の藤一郎(南岐佐君)をてんに託し、戦地へと向かう。寄席を続けることに固執していたてんも、芸人やその家族の安全を考え、北村笑店の解散を決意する……という展開だった。
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