リュック・ベッソン監督の最新SF映画「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」のスペシャル映像が23日、公開された。映像は、ベッソン監督が原作の仏マンガ「ヴァレリアン」と10歳のころに出会った当時の心境を振り返り、「一番の驚きはストーリーだった」など本作への思いを熱く語っている。
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公開された映像でベッソン監督は、映画「フィフス・エレメント」(1997年)が公開されたころに「ヴァレリアン」の映像化を検討するも、当時はまだ現代のようなCG技術が確立しておらず、断念したと明かしている。その後、2009年の映画「アバター」(ジェームズ・キャメロン監督)のころに多くのことが可能になり、本作の映画化が決定。
撮影の3年前から原作者に協力してもらい、1年前から絵コンテを描いた。ベッソン監督は「準備には本当に苦労した。撮影の方が楽だったよ」と振り返り、「僕の長年の夢がついに現実になった。全力で映画化に取り組んだよ。心ゆくまで楽しんでほしい」とコメントしている。
映画は、西暦2740年、宇宙を守る任務を帯びたエージェントのヴァレリアン(デイン・デハーンさん)とローレリーヌ(カーラ・デルビーニュさん)は、謎の放射線反応により3000を超える種族が死滅の危機にある中、「10時間以内にその原因を究明せよ」という極秘ミッションを託され、あらゆる生命が共存する宇宙ステーション「アルファ」、別名“千の惑星の都市”に向かう……という内容。日本語吹き替え版では、ヴァレリアン役を日野聡さん、ローレリーヌ役を沢城みゆきさんが担当している。
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