TBSラジオ:プロ野球中継から完全撤退 65年の歴史に幕

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 TBSラジオの入江清彦社長は29日、東京・赤坂の同局での定例会見で、プロ野球のラジオ中継について2017年度で終了することを発表した。65年の歴史に幕を下ろす。入江社長は「開局の翌年の1952年から60数年にわたりお届けしたが、17年度をもって終了する。リスナーの皆様、すべての皆様に厚くお礼を申し上げる」と話した。

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 終了の理由について、入江社長は「土・日曜にプロ野球のデーゲームが増えたこともあり、現在のナイターは平日のみ放送していた、しかし6局が(首都圏でラジオ)中継するのは、ラジオの多様性を考えればどうか」と説明。また「収支は個別を切り取って比較はできないが厳しい。野球は音声でリアルな状況が伝わるし、ラジオに適したコンテンツだ。だが首都圏(ラジオ)の状況を見て、新たな選択をしたとご理解ください」と話した。

 日本シリーズやクライマックスシリーズなど注目度の高い試合についても、入江社長は「言い切れませんが、体制も取れなくなるし、いいところ取りするのもいかがなものか」と否定的な見解を示した。来年からは試合中継に替わって新番組を放送する予定。

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