俳優の生瀬勝久さんが6日、東京都内で行われた米劇場版アニメ「怪盗グルーのミニオン大脱走」(ピエール・コフィン監督、カイル・バルダ監督、21日公開)の日本語吹き替え版完成報告会に登場し、生瀬さんが主人公グルーの双子の兄弟ドルーの声を担当していることが明らかになった。生瀬さんは「普段は俳優でほとんどビジュアルで芝居をしていますので、こうやって声のお仕事をさせていただけてすごくうれしいです」と笑顔で、「こういう吹き替えは、本当にやったことがなかったので楽しかった」と収録を振り返った。
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また生瀬さんは、グルー役の笑福亭鶴瓶さんから「(声が)生瀬だって分からなかった」と言われると、「本当ですか? 顔の方の印象が出ちゃうんでしょうね。テレビでも顔を隠せば結構いい芝居をしているんじゃないのかな」とにやり。さらに「続けたいんですよ」と力を込め、「『相棒』って連ドラあるじゃないですか。あれで2時間(スペシャル)の時に犯人役で出て、死んで、レギュラーになれなかったので」とレギュラー出演を切望していた。
一方、鶴瓶さんは「グルー、グルーって言っていたって、人気はミニオンばっかり。USJ(ユニバーサル・スタジオ・ジャパン)に行っても『ミニオンの館』!」とボヤき、生瀬さんは「ミニオンの人気にあやかりたい」と笑っていた。報告会には吹き替えを担当した松山ケンイチさん、中島美嘉さん、いとうあさこさん、宮野真守さんも出席した。
「怪盗グルーのミニオン大脱走」は、2010年公開の「怪盗グルーの月泥棒」、13年公開の「怪盗グルーのミニオン危機一発」に続く「怪盗グルー」シリーズの最新作。悪党稼業から足を洗い、反悪党同盟の捜査官になったグルーの前に、人類を脅かす新たな悪党バルタザール・ブラットが立ちはだかる……という内容で、生き別れになっていたグルーの双子の兄弟ドルーが登場する。
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