エンジェル・ハート:「17年」の長期連載に幕 「シティーハンター」のパラレルワールドマンガ

「エンジェル・ハート」の完結を発表した25日の「月刊コミックゼノン」6月号 (C)北条司/NSP 2010
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「エンジェル・ハート」の完結を発表した25日の「月刊コミックゼノン」6月号 (C)北条司/NSP 2010

 北条司さんの人気マンガで、「シティーハンター」の世界観を元にした「エンジェル・ハート」が、5月25日の「月刊コミックゼノン」(徳間書店)7月号で最終回を迎えることが明らかになった。4月25日発売の同誌6月号では「連載期間、17年。長きにわたって愛された名作 ついに完結--」と書かれており、「シティーハンター」の6年間を大きく上回る長期連載となった。

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 「シティーハンター」は1985~91年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されたマンガ。美女には弱いが超一流のスイーパー(始末屋)の冴羽りょうと、ヒロイン・槇村香のコンビの活躍を描いた。「TM NETWORK」の「Get Wild」は、テレビアニメのエンディング曲として人気を博した。

 「エンジェル・ハート」は、2001年5月に「週刊コミックバンチ」(新潮社)で「シティーハンター」の世界観を元にしたパラレルワールドのマンガとして連載を開始。10年に「月刊コミックゼノン」の創刊に合わせて移籍し、「エンジェル・ハート 2ndシーズン」として連載が続いた。香が不慮の事故で亡くなり、香から心臓を移植された謎の美少女・香瑩(シャンイン)の活躍を描いており、りょうは香瑩の父親的な立場としてコンビを組み、作中で活躍している。15年には上川隆也さん主演でテレビドラマも放送された。

 4月25日に発売された「月刊コミックゼノン」6月号で本編マンガの後に、香瑩とりょうのイラストと「エンジェル・ハート、完結。」の文字が掲載されている。また7月号から3号連続で同作品の名場面クリアファイルが付録となる。また7月号は、連載作家の書き下ろしイラスト「私のエンジェル・ハート」も付く。ほかにイベントや展示も計画しているという。

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