「第49回ミス日本コンテスト2017」(ミス日本コンテスト事務局主催)が23日、東京都内で行われ、グランプリに京都府出身で大阪大学文学部人文学科2年の高田紫帆(たかだ・しほ)さん(20)が選ばれ、「ミス日本ミス着物」とダブル受賞した。“異例”のダブル受賞で、高田さんは受賞後に行われた会見で「二つ分の重みを感じるのと、実感がなくてうれしさより驚きのほうが大きいです」と語った。
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「将来の夢」を聞かれると「(同コンテストの勉強会で)報道のお仕事について学び、ジャーナリストや記者の方のように、いろいろなところに行って、見て、情報を発信できるような仕事をしてみたいです。いつかは世の中のことや社会問題を、自分の意見を持って伝えるキャスターにも憧れています」と話した。
また、弟は16年のサッカーU-16日本代表招集選手の高田侑真選手で、「弟と同様、日本を代表して活躍をする存在になりたいか」という質問に、「弟のことを報道していただいてありがとうございます。私も、日本を引っ張れるかどうかは……」と苦笑い。「(侑真さんとは)活動の場が違うので。姉として恥をかかせないようにと、良いプレッシャーになりました。感謝したいと思います」といい、「日本を背負うかは、これから、頑張っていきたい」と満面の笑みを見せた。
憧れの女性を聞かれると「ルーズベルト米大統領夫人のエレノア・ルーズベルトさん」と挙げ、「エレノア夫人は、夫の大統領を支えたのですが、私は家族や身の回りの人を大切にして、社会に出てどちらも大切にできる女性になりたい」とコメント。「京都出身ということで、着物の賞をいただけて、うれしいです。着物に関する活動もさせていただきたいですし、ボランティアとして、いろいろなところに行かせていただけるので、私自身学ばせていただくことがたくさんある。いろいろな方とお会いしたい」と今後の活動への期待に胸を高まらせていた。
同コンテストは、第1回が1950年に開催され、これまでに女優の山本富士子さん(第1回グランプリ)や藤原紀香さん(第24回グランプリ)らを輩出。49回目となる今回は「輝く行動美人」をテーマに行われ、応募総数2156人の中から選出された候補者13人が最終審査に臨んだ。
準ミス日本は大阪府出身で大学4年生の宮西伽奈(みやにし・かな)さん(23)、「ミス日本海の日」は滋賀県出身で歯科医師の三上優(みかみ・ゆう)さん(25)、「ミス日本みどりの女神」は千葉県出身でアルバイトの野中葵(のなか・あおい)さん(20)、「ミス日本水の天使」は長崎県出身で大学3年生の宮崎あずささん(23)が選ばれた。三上さんは前日に行われた同コンテストの前夜祭で、過去のミス日本各賞受賞者が選ぶ「ザ・ブリリアント賞」にも選ばれた。特別賞「和田静郎特別顕彰ミス日本」は該当者なしだった。