大ヒット中の劇場版アニメ「君の名は。」(新海誠監督)が4日、韓国で公開され、初日の興行収入が1億円、観客動員数が13万人を突破したことが分かった。韓国の映画ランキングで首位に輝いた。日本映画がランキングで首位を獲得するのは、2004年公開の「ハウルの動く城」(宮崎駿監督)以来、約13年ぶりの快挙となった。日本、台湾、タイ、香港、中国に続きアジアで6冠を達成した。
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韓国では1998年に日本映画が解禁され、一時期は日本映画ブームも起きたが、04年の「ハウルの動く城」以降、ヒットは大幅に減少していた。「君の名は。」は555スクリーンという、韓国での日本映画の公開規模としては新記録となるスクリーン数で公開された。
「君の名は。」は、1000年ぶりとなる彗星(すいせい)の来訪を1カ月後に控えた日本を舞台に、山深い田舎町に暮らす女子高生・三葉と東京で暮らす男子高生の瀧が、入れ替わってしまう……というストーリー。主人公・瀧を俳優の神木隆之介さん、ヒロイン・三葉の声を女優の上白石萌音さんが演じており、声優として長澤まさみさん、谷花音さん、市原悦子さんらも出演している。国内の興行収入は約224億円、観客動員は約1735万人と大ヒットを記録している。
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