注目ドラマ紹介:「石川五右衛門」 市川海老蔵が“天下の大泥棒”に 五右衛門と秀吉が対決

「石川五右衛門」第1話のワンシーン=テレビ東京提供
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「石川五右衛門」第1話のワンシーン=テレビ東京提供

 歌舞伎俳優の市川海老蔵さん主演の時代劇ドラマ「石川五右衛門」(テレビ東京系、毎週金曜午後8時)が14日からスタートする。海老蔵さん演じる天下の大泥棒・石川五右衛門と時の権力者・豊臣秀吉との対決や秀吉の側室・茶々とのロマンスなどをケレン味たっぷりに描いた壮大な人間ドラマで、海老蔵さんが13年ぶりに連ドラ主演を務める注目作だ。

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 ドラマは、2009年に海老蔵さん主演で初演された新作歌舞伎「石川五右衛門」を映像化。原作・脚本は歌舞伎版と同じくマンガ「金田一少年の事件簿」や「神の雫」などの原作者・樹林伸さんが担当する。海老蔵さんの連ドラ主演は市川新之助として主演した03年のNHK大河ドラマ「武蔵 MUSASHI」以来。海老蔵さんのほか、時の権力者・豊臣秀吉を國村隼さん、秀吉の側室・茶々を比嘉愛未さんが演じるほか、田中美里さん、AnJuさん、丸山智己さん、益岡徹さん、榎木孝明さん、前野朋哉さん、山田純大さん、高月彩良さんらが出演。プロレスラーの棚橋弘至選手も謎の剣豪として出演する。

 秀吉が関白となり権力を思いのままにしていた時代。庶民たちの生活は困窮を極めており、その心の支えとなっていた大道芸人・白波夜左衛門一座の頭・夜左衛門こそ、秀吉が血眼で行方を追う天下の大泥棒・石川五右衛門の世を忍ぶ仮の姿だった。石川五右衛門は、悪事を働く大名や商人の屋敷から金目のものを盗み出し、貧しい人に分け与える庶民のヒーローとなっていた。

 第1話では、天下人となった秀吉(國村さん)は、茶々(比嘉さん)に10日で総金箔の五重の塔を完成させると宣言する。そんな中、盗賊姿の五右衛門と金蔵(前野さん)は秀吉の命を受けた前田玄以(榎木さん)や石田三成(丸山さん)らの様子を天井裏から伺っており、2人は五重の塔建築の情報を得るが、三成に気配を悟られ取り囲まれてしまう。五右衛門は茶々を人質に取るが、その際、茶々は五右衛門が5年前に山中で襲われたところを助けてくれた忍び装束の男だと気づき……というストーリーが繰り広げられる。時代劇ならではの迫力の殺陣のシーンはもちろん、「絶景かな、絶景かな」などの海老蔵さんの名ぜりふにも注目だ。初回は2時間スペシャルで放送。

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