集英社は、今年の6月21日付で新たに「ドラゴンボール室」を設置したことを明らかにした。部署間の壁を取り払い、世界的な人気を持つドラゴンボールのコンテンツを拡大、最適化するのが狙い。
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12日に東京都内で開かれた集英社の新刊企画発表会で発表された。ドラゴンボール室はライツ事業部の傘下だが、室長の伊能(いよく)昭夫さんは、鳥山さんが原作を担当するマンガ「ドラゴンボール超(スーパー)」を連載中の「Vジャンプ」の編集長も兼任。伊能さんは「実質的にライツとマンガの編集を両方とも備えていると考えていただければ。新しい試みで、ドラゴンボールのことだけを考える部署となる」と話している。
作者の鳥山明さんは「ずいぶん昔の作品を、集英社さんの優秀なスタッフの力を借りて、現代でも盛り上げていただこう、なんていうボクにとっては実にありがたくも頼もしいチームです。これでボクは何もしなくてもいいということになればホントに最高です!!!!」とコメントしている。
「ドラゴンボール」は「週刊少年ジャンプ」で1984~95年に連載された大ヒットマンガで、コミックスの発行部数は2億4000万部以上。抜群の格闘センスを持つ少年・孫悟空が、七つ集めると何でも願いがかなう「ドラゴンボール」を巡って冒険を繰り広げ、さまざまなライバルたちとしのぎを削るというストーリー。86年からテレビアニメの放送も始まって、原作マンガの終了後も人気が持続しており、現在は「ドラゴンボール超」が放送されている。
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