中京テレビ:動画サービス「Chuun」今月開始 クリエーター企画のオリジナル番組も配信

中京テレビの動画配信サービス「Chuun」の発表会に出席した(左から)石田衣良さん、倉本美津留さん、スベンドリニ・カクチさん
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中京テレビの動画配信サービス「Chuun」の発表会に出席した(左から)石田衣良さん、倉本美津留さん、スベンドリニ・カクチさん

 中京テレビが、インターネット動画配信サービス「Chuun(チューン)」を24日から開始する。一部の自社制作番組を対象に放送後に見逃し配信を行うほか、作家の石田衣良さんや映画監督の園子温さんら各業界のクリエーターが参加するオリジナル番組の制作・配信も行う。

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 Chuunは、オリジナル番組を配信する「3.9チャンネル」、地上波で放送した番組やスピンオフを配信する「4.1チャンネル」、地上派の番組情報を配信する「4チャンネル」、東海エリアのニュース・スポーツ情報を配信する「NEWS&SPORTS」の四つのカテゴリで構成。日本国内にストリーミング配信する。NEWS&SPORTSは12月開設予定。

 同サービスが独自に展開するオリジナル番組「3.9チャンネル」には、石田さんと園監督のほか、放送作家の倉本美津留さん、アートディレクターの増田セバスチャンさん、マンガ家のタナカカツキさん、アーティスト集団「Chim↑Pom」、ジャーナリストのスベンドリニ・カクチさんも参加。各クリエーターが企画したお笑い、料理、ドキュメント、朗読などさまざまなコンテンツが配信される。

 5日に東京都内で行われた発表会で、同局の青木繁治コンテンツ統括プロデューサーは「新しいことをやってやろうというのが中京テレビのDNA。オリジナル番組は、商売というよりも、クリエーターが面白いと思うものを一番に作ることを大事にしたい。そういう番組作りが、テレビの活性化にもつながれば」と期待した。

 発表会には、オリジナル番組作りに参加する石田さん、倉本さん、カクチさんも出席。名古屋を舞台に執筆した青春小説を軸とした番組「Fan-artist」を企画した石田さんは、自身の番組について「版権フリーにして、若い音楽家、演出家、脚本家などを巻き込みながら、番組でどんなことができるのか……新しいチャレンジになると思っています」と構想を語った。

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