GeGeGe水木しげるの大妖界:大人気“妖怪テーマパーク”が東京で開幕 “赤ちゃん鬼太郎”やおなじみの妖怪も

東京で初開催されている「体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界」
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東京で初開催されている「体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界」

 2012年に台湾、13年に大阪で開催され、計約58万人の来場者を記録した人気の企画展「体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界」が26日、東京・池袋サンシャインシティのワールドインポートマートビルで開幕した。東京では初開催で、鬼太郎が誕生するシーンを立体的に再現したジオラマをはじめ、ぬりかべや一反木綿(いったんもめん)といった、おなじみの妖怪とも対面できる“妖怪テーマパーク”の見どころをまとめた。

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◇今にも動き出しそうな“赤ちゃん鬼太郎” 水木ロードの銅像も

 同展はマンガ家で妖怪研究家でもあった水木しげるさんの偉業の紹介とともに、水木作品を代表するキャラクター「鬼太郎」をはじめ、日本各地で語られている多種多様な妖怪を、さまざまな仕掛けで紹介する体験型の企画展。複数のエリアに分かれており、最初は水木さんのプロフィルや偉業、「鬼太郎」を紹介。マンガの中で鬼太郎が誕生するシーンを再現したジオラマは、今にも動き出しそうなリアルな造形に目を奪われる。

 続いてのエリアは、水木さんが描いた妖怪画を基に、全国各地に語り継がれる多種多様な妖怪たちを、妖怪画と多様なグラフィックの展示演出で紹介する「日本の妖怪たち」のコーナー。鳥取県境港市の「水木しげるロード」と同じ妖怪のブロンズ像が怪しげに並ぶ「妖怪小路」、巨大な妖怪の顔が壁に描き出された迫力の「妖怪大面相」、各都道府県に伝わる妖怪とその特徴を大きな地図上で知ることができる「日本妖怪大地図」など充実の内容だ。

◇仕掛けいっぱいの妖怪屋敷 妖怪の森ではぬりかべも

 来場者が次に足を踏み入れるのは、仕掛けいっぱいの「妖怪屋敷」のエリア。怪しげな赤い明かりの中、曲がりくねった回廊を進むと、屋敷の中に潜む妖怪たちが次々と現れる。さらに、無限に続くように描かれた妖怪たちの姿を、まるで大きな万華鏡の中に入ったかのように見ることができるファンタジックな空間「無限六角堂」も用意されている。

 日本の山奥に広がる森の中の小路を歩きながら、さまざまな妖怪と出会えるエリア「妖怪の森」では、「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場する人気の妖怪「ぬりかべ」や体中に無数の目を持つ「百目」、巨大な骸骨の姿をした「がしゃどくろ」といった妖怪たちが、思わず驚く演出で待ち構えている。

 また、「水木しげるの冥界ワールドツアー」のエリアでは、ソロモン諸島、パプアニューギニア、アフリカ、カナダ、メキシコ、中国などの伝説を基に、水木さんが“生命を与えた”「冥界からの使者」 が待ち受けている。

◇一反木綿に乗って撮影 「妖怪百貨店」にはレアグッズずらり

 会場内では、カメラのフラッシュは使えないが、写真撮影も可能。最後のゾーンでは、一反木綿の背中に乗って撮影できるフォトスポット(別料金)などもあり、金ピカの鬼太郎が祭られた「鬼太郎神社」など、楽しい演出もいっぱいで、鬼太郎グッズがそろう物販コーナー「妖怪百貨店」もオープン。

 「妖怪百貨店」では、水木さんの著書はもちろん、大阪ではすぐに売り切れてしまった「目玉のおやじヘアクリップ」(735円)、鬼太郎らが描かれたおちょこや豆皿(各864円)といったここでしか手に入らないオリジナルグッズもずらり。

 会場と同じフロアには特別カフェ「GeGeGeの氷怪堂」もオープン。鬼太郎がデザインされたクッキーと一反木綿型のミルク寒天が飾られた「鬼太郎パフェ」(680円)、ぬりかべをかたどった「ぬりかべ味噌田楽」(380円)などのオリジナルメニューが味わえる。

 「体感妖怪アドベンチャー GeGeGe水木しげるの大妖界」は、サンシャインシティ ワールドインポートマート4F、展示ホールA(東京都豊島区)で8月29日まで開催。時間は午前10時~午後6時(入場は午後5時半まで)。入場料は一般1500円(前売り1200円)、中学・高校生1200円(同900円)、4歳~小学生500円(同300円)。

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