こち亀:神田明神に7メートル超の絵巻を奉納へ

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のコミックス199巻
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「こちら葛飾区亀有公園前派出所」のコミックス199巻

 コミックスの累計発行部数が1億4000万部以上を誇る人気マンガ「こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)」の連載40周年を記念して、作者の秋本治さんが7メートルを超える絵巻を描きおろし、今秋に「神宝」として神田明神(東京都千代田区)に永年奉納することが27日、明らかになった。神田明神は「こち亀」の作中にもたびたび登場する。

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 神田明神の権禰宜・岸川雅範さんは、絵巻の奉納について「神田明神と江戸東京にとって歴史上、重要な出来事の一つになると思います。絵巻は、神田明神の『ご神宝』として永遠に神社に保存いたします」と話している。

 神田明神は、約1300年前に創建され、縁結び、商売繁盛、勝負運の神をまつり、東京の守り神としても知られている。絵巻は、9月14日~26日に日本橋タカシマヤ(東京都中央区)で開催される「こち亀展」でも展示される予定。

 「こち亀」は、東京の下町を舞台に、人情味あふれる警察官の両津勘吉が巻き起こす騒動を描いたギャグマンガ。1976年から「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されている長寿作で、コミックスは199巻まで発売されている。テレビアニメシリーズが1996~2004年に放送されたほか、人気グループ「SMAP」の香取慎吾さん主演でドラマ化、実写映画化もされた。今年、新作テレビアニメがフジテレビで放送されることも決定している。

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