中村梅雀:父・梅之助と同じ伝七役「ずっと続けていきたい」 十手の重さに感慨

NHKのBS時代劇「伝七捕物帳」の会見に登場した中村梅雀さん
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NHKのBS時代劇「伝七捕物帳」の会見に登場した中村梅雀さん

 歌舞伎俳優の中村梅雀さんが15日、東京・渋谷のNHKで行われた時代劇「伝七捕物帳」(NHK・BSプレミアム)の会見に登場。1970年代に、父の梅之助さんが主演を務めたテレビシリーズが人気を博しており、同じ伝七役に挑んだ梅雀さんは、「父が160本、撮った作品はもちろん見ていて、いつかはやるんだろうって思っていたし、実は(オファーを)待っていた。父も大変喜んでくれまして、出来上がったものを見て、父の面影も出てしまうんだなって思いつつも、梅雀なりの伝七を、今後を期待していただいて、長いシリーズとしてずっと続けていきたい」と前向きに語った。

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 梅之助さんが演じていた当時も、作品への出演オファーはあったというが、「あんなくさい時代劇なんて出られるか」と断っていたという梅雀さん。一方で「やっぱり父が残したものをいつかやるんだろうな」と予感めいたものを感じていたといい、「去年、父に出演が決まったと報告したら、すごく喜んで、当時使っていた十手のセットを私に託してくれた。それをもとに今回、私が使っている十手も新たに作った」と明かすと、「非常に重いですね」と感慨深げだった。

 「伝七捕物帳」は、罪を憎んで人を憎まず、粋で優しい岡っ引きの黒門町の伝七が、紫房(むらさきぶさ)の十手を手に、江戸の悪をくじくため、今日も行く……というストーリー。田中美佐子さん、徳重聡さん、上遠野太洸さん、原田夏希さん、松平健さんも出演。7月15日から毎週金曜午後8時~同43分に放送される。

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