女優の宮沢りえさんが9日、東京都内で行われた主演ドラマ「グーグーだって猫である2 -good good the fortune cat-」(WOWOW)の第1話完成披露試写会に登場。劇中でグーグーを演じた猫と久しぶりに再会した宮沢さんは、愛おしそうに体をなでながら、「毎回、毎回、想像をはるかに超える名演技をしてくれるので、私もいい芝居しなきゃって思わせられた。自分がそこで何をするべきかをちゃんと分かっている」と相棒を絶賛した。
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「グーグーだって猫である2」は、大島弓子さんの自伝的マンガが原作で、2014年に放送されたWOWOWの連続ドラマの続編。東京・吉祥寺の井の頭公園を望む自宅兼仕事場で、飼い猫・グーグーとビーと暮らす人気マンガ家・小島麻子(宮沢さん)の日常を描いた物語で、前作に引き続き、長塚圭史さん、黒木華さん、田中泯さんも出演し、新たに前田敦子さん、イッセー尾形さん、西田尚美さんが加わる。
舞台あいさつには、共演の長塚さん、黒木さん、前田さん、田中さんも出席。黒木さんは「また戻ってこれてすごくうれしいです」と喜び、前田さんは「もともと大好きな作品で、大好きなキャストのみなさん。りえさんともご一緒できて、すごくうれしかったです」と感激した様子。宮沢さんは「新しいキャストの方たちもすぐに溶け込んでくださった。それは、みんなが『いい作品を作りたい』という同じ気持ちでプロフェッショナルな仕事をしつつ、和やかな空気も作っていた。特別な現場だったと思います」と笑顔で充実した撮影を振り返った。
また前作同様、本作でもメガホンをとった犬童一心監督は「前作を撮っている最中、すごい楽しかったので、そのときからシーズン2をやりたいと思っていた」と語り、シーズン2のスタートを前に「もう次の続編がやりたい」と早くもシーズン3に意欲。今作は「吉祥寺版・男はつらいよ」をテーマにしたといい、「吉祥寺があって小島麻子がいる。主人公が何か少しずれている面白い人に、周りの人が翻弄されていく。『男はつらいよ』的な構造で楽しいドラマにしたいと思った。小島麻子のキャラクターは確立しているので、別のテーマでもいけるんじゃないかと。次はSFもできるくらい(笑い)」と思い入れの強さを語った。
ドラマは全5話。WOWOWプライムで11日から毎週土曜午後10時から放送。初回は無料放送。
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