高畑充希さん主演のNHK連続テレビ小説(朝ドラ)「とと姉ちゃん」は16日から、第7週「常子、ビジネスに挑戦する」に入る。16歳になり、女学校最高学年の5年生となった常子(高畑充希さん)は、高給取りの職業婦人になるべく、職探しに没頭する中、新しい担任となる東堂チヨ(片桐はいりさん)との運命的な出会いを果たす。今週の見どころは……。
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「とと姉ちゃん」は、生活総合誌「暮しの手帖」創業者の大橋鎭子(しずこ)の軌跡をモチーフとしたドラマ。11歳で父を亡くしたことを境に家族の父代わりとなった小橋常子(高畑さん)が浜松から上京し、女性向けの雑誌を創刊。高度経済成長期を生きる女性に支持されていく……というストーリー。第6週「常子、竹蔵の思いを知る」では、父・竹蔵が毎月密かに君子(木村多江さん)の母、滝子(大地真央さん)に送っていた手紙が、君子と滝子の母娘のかたくなな心を解きほぐしていく姿が描かれた。
第7週「常子、ビジネスに挑戦する」は、昭和11(1936)年春、女学校の最高学年となり、ほとんどの女学生が卒業を待たずに嫁ぐことが多い中、常子は高給取りの職業婦人になるべく、職探しに没頭していた。東堂チヨが新しい担任となり、自分が女だからと狭い枠にとらわれていないかと問い、女性の自立をすすめる東堂は、常子に「青鞜」という一冊の雑誌を渡す。その影響は、将来に悩む鞠子(相楽樹さん)にも伝わっていった。東堂と言葉を交わす内に、新しいことに挑戦したいと感じた常子だが、そんな時、叔父・鉄郎(向井理)が現れ、どうせ仕事をするなら一発でドーンと当てる実業家になるべきだと吹き込まれる。「男の人のように稼ぎたい」と商売に乗り出す決意をした常子は、まず需要探しからと鉄郎から助言され、猪突猛進にネタになりそうなものを探し回る。需要とは困っている人を助けるものなのではという星野(坂口健太郎さん)の言葉に、まつ(秋野暢子さん)が歯槽のう漏で悩んでいたことを思い出す。多くの女性が同じ悩みを抱えていることを知った常子に、起死回生のアイデアがひらめくが、ことはそう簡単には運ばず、常子らは窮地に追い込まれる……という展開。
第7週の見どころは、なんといっても片桐さん演じる東堂の登場だ。女性だからという枠にとらわれず、自分の思う道への挑戦を導く教師として、常子、鞠子の人生に影響を与えていく人物。脚本の西田征史さんが原作、脚本、監督を務めた「小野寺の弟・小野寺の姉」で、舞台版、映画版ともに向井理さんと主演した片桐さんが、常子の恩師をどう演じるか、注目だ。
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