倉科遼:「女帝」シリーズ作者の新連載は永井荷風 官能的な世界描く“革命的男性論”

倉科遼さん原作、ケン月影さん画の新連載「荷風になりたい 不良老人指南」の扉絵=小学館提供
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倉科遼さん原作、ケン月影さん画の新連載「荷風になりたい 不良老人指南」の扉絵=小学館提供

 「女帝」シリーズなどで知られる倉科遼さん原作の新作「荷風になりたい 不良老人指南」の連載が、10日発売の「ビッグコミック」(小学館)10号でスタートした。倉科さんが夜の世界を描く上で大きな影響を受けているという耽美派の文豪・永井荷風を描く作品で、作画はケン月影さんが担当する。

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 第1話「荷風の恋愛論」では、倉科さんが会員制クラブで、永井荷風マニアの編集者と会話をする場面から始まる。そして荷風の結婚の失敗について、1897年(明治30年)の東京を舞台に、荷風の高校時代の女性体験が描かれつつ、倉科さんが考えた荷風の女性観が語られる。

 扉絵には「虐げられている男に問う!!どこまでも本音で語る革命的男性論、開幕!!!」と書かれており、明治から昭和にかけて活躍し、色町を題材に男女の官能的な世界を描いた荷風の美学をヒントに“夜の帝王”倉科さんが男性論を展開する。次回は、30ページの予定。

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