安田成美:辻村深月原作ドラマで16年ぶり主演 「責任感じる」

16年ぶりに連続ドラマ「朝が来る」で主演を務める安田成美さん
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16年ぶりに連続ドラマ「朝が来る」で主演を務める安田成美さん

 女優の安田成美さんが、6月にスタートする直木賞作家・辻村深月さんの長編小説が原作のドラマ「朝が来る」(東海テレビ・フジテレビ系)で16年ぶりに連続ドラマの主演を務めることが15日、分かった。“普通の幸せ”を願ってもがき苦しみながら進む女性を描いた作品で、安田さんは特別養子縁組で母になった主人公・栗原佐都子を演じる。安田さんは「久しぶりの主演ということで責任は感じていますが、楽しみたいと思っています」と心境を明かしている。

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 「朝が来る」は、2016年の本屋大賞にもノミネートされた辻村さんの長編小説。出版社に勤める佐都子(安田さん)は、夫・清和と養子で長男の朝斗と穏やかで満ち足りた日々を送っていたが、ある日、家に「私が生んだ子供を返してください」という電話がかかってくる……というストーリー。

 安田さんは「『朝が来る』の原作はとても好きで、夫婦の関係や子供への親の思い、生き方などの価値観を問われる作品だと思いました。好きな作品のドラマ化に参加できることはとてもうれしいです」とコメント。その上で「母親になることは、“揺るがない大きな愛を学ぶこと”だと感じています。佐都子には、夫や子供、ママ友ともすべて正面から向き合って試行錯誤しているところにとても共感が持てますね。血のつながっていない子供を愛し、信じて育てる強さも難しいですが、演じて経験してみたいです」と意気込んでいる。

 原作者の辻村さんは「今回、主人公・佐都子を安田成美さんが演じられる、と聞いたとき、安田さんが朝斗の手をしっかり握ってくださっている光景が、まず目に浮かびました。安田さんにならば、朝斗の幸せを託せる、あの子をお任せできると感じています」とのコメントを寄せている。

 ドラマは6月4日から毎週土曜午後11時40分に放送。全8回。

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