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解説:「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」 VRで新しい“ガンダム体験” 銀色のガンダムとは?

「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」のビジュアル(c)創通・サンライズ

 人気アニメ「ガンダム」シリーズのVR映像「機動戦士ガンダム:銀灰の幻影」が、Meta Quest 2、Meta Quest 3、Meta Quest 3s向けに発売されたことが話題になっている。MS(モビルスーツ)に乗って戦っているような気分が味わえるVR映像となっている。話題の“VRガンダム”について解説する。

 ◇デルタプラスの改修機!

 主人公は、連邦でもジオンでもない非公式の傭兵(ようへい)組織アージェント・キールに所属する。かつては連邦の軍人だったが、戦闘中に遭難したところをアージェント・キールのパイロットのバビア・レナに救助され、同じ傭兵となる。パイロットとして突出した能力はなく、自身に特別なMSであるガンダムを与えられたことに重圧を感じている。

 同組織は、ジオンと内通する連邦高官アザミ・メギッネの暗殺任務を請けるが、出撃直前に連邦軍のジェガン隊から艦隊を襲撃され、混迷を極める中、ひそかに所有する“銀色のガンダム”が宇宙に放たれることになる。

“銀色のガンダム”は、AE(アナハイム・エレクトロニクス)社がアージェント・キールに供与したデルタプラスの改修機のデルタザイン。同機は、密約の事情から機体外装は規格外品が使用されている。頭部は別計画の試作機からの流用で、装甲形状はかつて設計段階で凍結された幻の機体のデータを採用し、シールドは新たに専用品を用意。アージェント・キールの象徴である銀色の塗装が施されている。

 第2次ネオ・ジオン戦争後に技術検証用として複数機製造されたリ・ガズィの一体をアージェント・キールが入手し、独自改修したリ・ガズィ(アージェント・キール仕様)、ネオ・ジオン残党軍に譲渡予定だった予備部品用のヤクト・ドーガを独自に改修したヤクト・ヴァイゼも登場する。さらに、νガンダムが登場することも発表されている。

 ◇臨場感、没入感がすごい!

 同作は、バンダイナムコフィルムワークスと「Gloomy Eyes」「Battlescar」などを手掛けてきたフランスのVR制作会社アトラスVが共同制作した。鈴木健一さんが監督を務め、関西リョウジさんが脚本、ことぶきつかささんがキャラクターデザイン、明貴美加さんがメカニカルデザインを担当した。

 Netflixで10月17日に世界独占配信される「機動戦士ガンダム 復讐のレクイエム」も同じく3DCGではあるが、「復讐のレクエイム」が“リアル寄り”なのに対して、「銀灰の幻影」は“2Dの作画”に近い印象がある。“おなじみのガンダム”に近いこともあり、世界に入り込みやすいかもしれない。

 VRヘッドセットを装着し、ジェガン隊から艦隊を襲撃され、“銀色のガンダム”に乗り込み、戦闘に参加することになる……と映像を見ていると、実際に主人公になって戦闘に巻き込まれるような感覚になる。臨場感、没入感があり、宇宙世紀をリアルに体験しているような映像となっている。アニメやゲームとはまた違う新たな“ガンダム体験”を楽しめるはずだ。

 映画のような長尺の映像ではあるが、長さは感じないかもしれない。細部まで作り込まれていることもあり、何度見ても発見がありそうだ。

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